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リキッド・オーディオ・ジャパン、新社長に日本レコード協会理事のアレクサンダー・アブラモフ氏が正式に就任

公開日 2000/09/28 18:27
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●リキッド・オーディオ・ジャパンは27日、第2回定時株主総会後の取締役会で、元日本フォノグラム(後のマーキュリー・ミュージックエンタテインメント)社長で日本レコード協会理事のアレクサンダー・アブラモフ氏が就任することを決議し、正式に発表した。元代表取締役社長大神田正文氏は退任し、退任後の落着き先については何も決まっていないことを明らかにした。
 
アレクサンダー・アブラモフ社長は会見で、「緊急な課題の一つは、私共が今後事業を大きく展開していく場となる音楽業界において、私共の会社が業界の新たなる発展の一役を担えるためのポジションニングを確立すること」と語り、下降線をたどる音楽業界の活性化に貢献することを強調した。

また、「1980年代の初頭に出現したCDが業界を飛躍的に発展させたのと同じように、デジタル配信技術もマーケットの伸張を誘発する貴重な要因になりえると確信している」と語り、音楽配信がパッケージメディアを脅かす存在ではないことを重ねて強調した。

さらに、具体的な試みとしては「業界にとって財産である旧譜の配信に力を入れ、そこから新たに生まれる業界にとっては未開拓の本格的なアダルト市場の育成に寄与していけるはずだ」とパソコンユーザーが一番多い30代〜40代の層へ向けて、旧譜のコンテンツを充実させ、新しい需要の掘り起こしに再起をかける。


新代表取締役社長:アレクサンダー・アブラモフ略歴

東京都出身、上智大学国際学部卒。ビルボード誌東京支局長などを経て、77年日本フォノグラム(後にマーキュリー・ミュージックエンターテイメント株式会社に社名変更)入社、取締役、専務、最高経営責任者を経て91年社長に就任。99年6月退社。99年3月まで日本レコード協会理事。99年11月AIAインターナショナル設立、社長に就任。

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