松下電器など、携帯電話に向けたMPEG4マルチコーデックLSIを開発
低消費電力化と画質の向上を実現した |
このLSIにより、携帯電話によるTV電話機能やインターネットの動画コンテンツの閲覧等、多様な動画像処理を実現できるようになるという。
画像圧縮・伸張において演算量が大きな処理や定型的な処理を専用回路(ハードエンジン)で、非定型な処理をDSPコアで実現することにより性能向上を図った。また、DRAMのオンチップ化、クロックゲーティング技術により低消費電力を実現。さらに独自のエラー回復技術、レート制御、ノイズ除去技術により画質の向上も実現した。
今年はIMT-2000が実用化され、携帯電話が一気にブロードバンド化する記念すべき年。このLSIによって、高画質の動画像を携帯電話で気軽に楽しめるのなら、うれしい限りだ。早期の製品への応用を期待したい。(Phile-web編集部)