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松下電器など、携帯電話に向けたMPEG4マルチコーデックLSIを開発

公開日 2001/02/07 11:09
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低消費電力化と画質の向上を実現した
●松下電器産業(株)、松下通信工業(株)、松下電子工業(株)は、W-CDMA、PDC、PHS等の携帯電話向けに、世界で初めて複数動画像の同時圧縮・伸張やMPEG-4コアプロファイルに対応したMPEG-4マルチコーデックLSIを開発した。

このLSIにより、携帯電話によるTV電話機能やインターネットの動画コンテンツの閲覧等、多様な動画像処理を実現できるようになるという。

画像圧縮・伸張において演算量が大きな処理や定型的な処理を専用回路(ハードエンジン)で、非定型な処理をDSPコアで実現することにより性能向上を図った。また、DRAMのオンチップ化、クロックゲーティング技術により低消費電力を実現。さらに独自のエラー回復技術、レート制御、ノイズ除去技術により画質の向上も実現した。

今年はIMT-2000が実用化され、携帯電話が一気にブロードバンド化する記念すべき年。このLSIによって、高画質の動画像を携帯電話で気軽に楽しめるのなら、うれしい限りだ。早期の製品への応用を期待したい。(Phile-web編集部)

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