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パナソニックの新発想ムービー「NV-EX21」を最速レポート!(中)

公開日 2001/08/08 13:47
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<左>SDムービーカメラを持つと、こんな感じで手のひらにジャストフィット <右>ライカディコマーレンズの下に静止画撮影用のフラッシュが見える
●8月6日に松下電器より発表されたばかりの、新発想ムービー「ネットワーク2WAYデジカム」NV-EX21が早くも話題になっている。なんとテープデッキ部とカメラ部が分離し、カメラ部にバッテリーを装着すればSDムービー&デジカメとして、カメラ部、テープデッキ部、バッテリーを組み合わせれば普通のDVムービーとして使用できるという画期的な製品だ。

今回、このNV-EX21を松下電器より借りることができたので、使用感や操作性を中心とした最速ファーストインプレッションとしてお届けしよう。

■■■手に持ったときの感じは?■■■
SDムービーカメラ時、DVムービーカメラ時、それぞれの操作性、グリップ感を報告しよう。

まずはDVムービーカメラ時だが、これはほとんど普通のDVムービーと変わらない。最新の超小型DVムービーに比べると多少大きいが、それでも普段の取り回しに困ることはないだろう。ただ、電源スイッチが側面にあったり、ズームレバーを下に引くとテレ、上に押すとワイドになるところなど、レイアウトや操作感覚に一般のDVムービーと多少異なるところがあり、使い慣れないと迷うかもしれない。録画開始ボタンは親指で操作するタイプで、位置的な違和感はほとんどない。

少し気になったのが静止画撮影のシャッターボタンに当たる「フォトショット」ボタンで、人差し指で操作するカメラ上部と、親指で操作する手前部分とに、同じ名前の2つのボタンが存在するのだ。試してみたが、どちらでも問題なく動作する。SDムービーカメラ時には、親指で操作するボタンはなくなり、人差し指の方だけが残る形となる。

次にSDムービーカメラ時。前述したように、カメラ部だけではバッテリーを装着できないので、アクセサリーキットに同梱の「バッテリーアダプターユニット」を使用する。バッテリーアダプターユニットとカメラ部の装着方法は、テープデッキ部とカメラ部との装着方法とまったく同じだ。これを持ったときの感覚は独特のものだ。いままでこんな形のデジカメやDVムービーは無かったが、グリップ感は思いがけないほど良い。DVムービーの下半分が切り取られた格好になっているので、手のひらを不自然に伸ばす必要がなく、余計なテンションをかけずに本体を支えることができる。編集部Nは「これはデジカメには無かった形だけど、実は理想的なデザインかもしれない」と感心することしきりだった。

静止画撮影ボタンは前述のように人差し指の部分に、動画撮影ボタンとズームレバーは親指の位置にしつらえられており、無理なレイアウトはなく、ナチュラルに操作できる。操作感覚はどこまでもDVムービーのそれに近いが、違和感を覚えることは少ない。

面白いのはバッテリーユニット部で、このユニットにフラッシュが装備されているのだ。装着時には、ちょうどレンズの真下にフラッシュが置かれる形となる。DVムービー時の静止画撮影には使用できないのが残念だが、使用されるニーズを巧みにつかんだ方法と言えるだろう。(Phile-web編集部/つづく)

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