《山之内 正のベルリンショーレポート外伝》ソニーのネットMD登場!
左:マイクロコンポスタイルのシステム。VAIOと接続して、音楽データのチェックイン/チェックアウトを。 右:ネットMDの概念図 |
USB端子経由でパソコンと接続し、インターネットからダウンロードしたりCDからコピーしたMP3、WMA、WAVファイルをATRAC3形式に変換し、MDに記録する。この操作は、オープンMGとマジックゲートを利用して管理され、メモリースティックウォークマンと同様、チェックイン/チェックアウトの概念が適用される。コピー管理情報に基づいて、コピー回数が制限される仕組みだ。
記録したMDは、従来のMDシステムとの互換性があり、また、従来のMDレコーダーやMDデッキで録音したディスクを、ネットMDシステムで再生することもできる。ベルリンショウの会場で公開されたのは、デッキスタイルの製品が1台、マイクロコンポスタイルのシステムが1台で、いずれもVAIOと接続して、音楽データのチェックイン/チェックアウトの動作デモが行われていた。LP4モードのATRAC3を利用すると、PCからMDへのコピーは最大32倍速で行える。
ネットMDの登場によって、MDで聴ける音楽ソースの幅が大きく広がり、MDの人気がさらに加速することだろう。(山之内 正)