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三洋など8社、リムーバブルHDD規格「iVDR」を提唱〜PC、AVに幅広く対応〜

公開日 2002/03/06 19:42
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iVDRハードディスクドライブ(試作機)
●キヤノン株式会社、富士通株式会社、株式会社 日立製作所、フェニックス テクノロジーズ株式会社、パイオニア株式会社、三洋電機株式会社、シャープ株式会社、日本ビクター株式会社(アルファベット順)の8社は、「iVDR ハードディスクドライブ・コンソーシアム(略称:iVDRコンソーシアム)」を設立した。

「iVDR」とは、“Information Versatile Disk for Removable usage”の略。リムーバブルのHDD規格で、2.5型と1.8型が想定されている。2.5型の場合、外形寸法は130×80×12.7mmとなる。

これまで8社により「iVDR」のベースとなる技術仕様の検討が進められてきたが、今後、上記8社と規格に賛同する2社により、関連各社のコンソーシアムへの参加を募り、アプリケーションデータフォーマット及びコンテンツ保護セキュリティ機能に関する検討を行い、技術仕様の拡張を行う。また、「iVDR」の普及活動も共同で行われる。

試作機は40GBだが、「2〜3年後には200GB〜400GBの容量アップも期待できる」としている。

PC用途だけでなく、HDDの持つ小型大容量、高速アクセス性能を活かし、AV機器で利用される映像コンテンツなど、あらゆるデータを取り扱うデータプラットホームとしての役割が想定されている。ホームサーバ、ビデオレコーダ、車載AV機器など、幅広い分野での利用を見込んでいる。

コンテンツ保護セキュリティ機能を実装しないノーマルタイプに加え、利用用途によってコンテンツ保護セキュリティ機能を実装したセキュアタイプの技術仕様の検討も行っていくとのことで、VODなどブロードバンドコンテンツへの対応も期待できる。(Phile-web編集部)

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