＜FDP2003レポート＞サムスン電子/サムスンSDIは超大型LCD&PDPディスプレイを展示

左）54インチの超大型サイズ液晶ディスプレイ　右）15.5インチの有機ELディスプレイを搭載したデモ機

●フラットパネルディスプレイ（FPD）の部品・材料、製造・検査装置からパネル、応用製品までを一堂に集めた総合展示会「FPD International 2003」が、本日10月29日（水）から31日（金）までの3日間にかけて、横浜桜木町のパシフィコ横浜にて開催されている。ここではイベント会場で見つけることのできた注目製品を簡単にご紹介する。

サムスン電子のブースでは54インチの超大型サイズ液晶ディスプレイをデモ展示。本製品は1920×1080ピクセルのフルHD表示に対応しており、800対1のコントラスト比、550カンデラの輝度をそれぞれ実現している。製品の量産は来年から、サムスン電子の本拠地である韓国を中心に世界規模で展開される。価格は未定。また同社のブースでは46インチのフルHD対応液晶ディスプレイも展示されている。こちらは年内に韓国を中心に販売が開始される。本製品の価格も未定であるとのこと。

サムスングループにおいて、プラズマ・ディスプレイ・パネル、液晶ディスプレイをはじめとするディスプレイ製品を中心に開発・製品化をすすめるサムスンSDIのブースには、70インチの巨大なフルHD対応のプラズマディスプレイが鎮座する。本機は1500対1のコントラスト比と1000カンデラの輝度を実現。来年からの発売を予定しており、価格はおよそ200万円くらいになるとのことだ。

同じくサムスンSDIのブースではWXGA（1280×768）15.5インチの有機ELを搭載したディスプレイ製品をデモ展示している。本機は1000対1のコントラスト比と450カンデラの輝度を実現。2005年より韓国を中心に製品の量産・販売を開始する予定であるという。また専用の眼鏡をかけず肉眼で立体画像が楽しめる3D対応の42インチPDPパネル、22インチ液晶パネルも来場者の注目を集めていた。

（Phile-web編集部）