ソニーとサムスンの液晶製造合弁会社「S-LCD」パネル製造棟が完成
S-LCDは、最先端となる第7世代の液晶パネル製造設備を導入し、2005年上半期より月産6万枚を生産する予定。生産したパネルはソニー、サムスン電子に供給する。
今回完成した液晶パネル製造棟およびモジュール棟は、それぞれ4階建てで、液晶パネル棟は延べ床面積32万平方メートル、モジュール棟は同面積15万平方メートル。液晶パネル製造棟で生産された液晶パネルはモジュール棟に送られ、サムスン電子とソニーそれぞれの仕様に基づいて個別にバックライトや駆動回路などの周辺デバイスを組み込み、それぞれの企業に向けた専用パネルモジュールとして出荷される。
サムスン電子は今回の完成を受け、「次世代ガラス基板および液晶テレビサイズの標準化を主導して業界1位のポジションを一層強化する」とコメント。ソニー副社長兼COOの久夛良木健氏は、「ソニーにおいて、テレビは最も重要なカテゴリーの1つであり、最先端のS-LCD製液晶パネルをソニーのフラットテレビ戦略のコアに加えることで、ソニーのテレビ戦略をより強固なものにする」としている。
(Phile-web編集部)