≪CEATEC 2004レポート≫HD DVDブースには数多くのプロトタイプモデルが登場

●HD DVDのブースには、フォーマットをサポートする各社から数多くの参考出品製品が紹介された。

中でも東芝と三洋が2005年に発売を予定しているHD DVDプレーヤーのプロトタイプモデルを展示し、多くの来場者の注目を集めていた。

両モデルともに、今回のイベント公開時点では青色レーザー専用の再生専用機として開発されている。製品の発売時期をメーカー担当者に尋ねてみたところ、東芝は「2005年中に他のデジタルビデオプレーヤーと競争可能な価格帯で投入していきたい」とのこと。一方三洋は「HD DVDは初期段階においては高品位な映像ソフトを楽しむ再生機として訴求していきたい。発売時期についてはハリウッドなどコンテンツメーカーと歩調を合わせながら様子を見ていくかたちになると思うが、だいたい来年秋ごろの発売を視野に入れている」ということだ。

東芝のプレーヤーに関しては、会場に特設されたデモンストレーションブースでその高精細な映像を大画面で体験することができる。

その他にもブースの各所にHD DVDに関する注目のコンテンツが集められた。HD DVDの記録メディアも
ブース前面に展示される。また青紫色半導体レーザーのデバイスや、三洋が開発したHD DVD専用ピックアップ、東芝が開発したLSIなどもプロトタイプが展示されている。

NECからはHD DVDとDVD両方への記録・再生を実現する互換ドライブのサンプル展示、および再生でもが行われ話題を集めている。

ceatec2004report

(Phile-web編集部)