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≪CEATEC 2004レポート≫ソニー、6ch常時録画の「VAIO type X」を正式発表

公開日 2004/10/05 19:44
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●ソニーは「ハイビジョンのこれから。ソニーから。」をスローガンに、ハイビジョン技術を強力に訴求する展示構成。ブース正面にはフルHD液晶パネルを装備した「QUALIA 005」と新しいWEGA HVXシリーズを大量に並べた。HVXでは、画質とともにS-masterアンプによる音の良さもアピールされ、音を聴く小部屋も用意されている。さらに、QUALIA 005とWEGAに接続し、ハイビジョンが録画できるデジタルレコーディングHDDドライブ「VRP-T5」も登場。10月発売予定で、Blu-ray Discレコーダーへのムーブに対応する。また、録画同時再生も行える。

ソニーブースはハイビジョンを強力に訴求

ディスプレイでは、CEDIAやA&Vフェスタでも展示された70インチのSXRDリアプロを、本会場でも見ることができる。技術の背景がくわしく紹介されているので、興味のある方はぜひ立ち寄ることをおすすめしたい。

WEGA HVXシリーズ

70インチのSXRDリアプロ

このほか、スゴ録やPSXは先日発表されたばかりの新製品を並べ、実際に使い勝手を確かめることができた。さらに、1セグメント受信に対応した携帯電話、ハイビジョン出力ができ、ワイヤレスLANを備える「新ルームリンク」も出品された。新ルームリンクは2005年の発売を予定している。

スゴ録とPSXは新製品を展示

PSXを実際に使ってみることができた


1セグメント受信に対応した携帯電話も出品

2005年発売を予定する新「ルームリンク」。ワイヤレスLANを内蔵し、1125iの出力も備える

同社ブース最大の目玉は、本日正式に発表となった「VAIO typeX」だ。年内の発売を予定し、価格はオープンだが、52万円前後での販売が予想される。地上波アナログ6チューナーを搭載し、放送中の6番組すべてを同時に録画できる。ハードディスクは合計1TBだが、録画用に500GB、PC部に500GBが割り当てられている。

左からVAIO type X、デジタル放送拡張ユニット「VGP-DTU1」、23型フルHD液晶ディスプレイ

VAIO type XのGUI「タイムマシンビュー」

ビットレートは1.25Mbpsから8Mbpsまで設定が可能で、1.25Mbpsの場合、最大5.5日分の録画が可能。同社によると「おすすめは2.5Mbps」とのこと。古くなった番組は自動的に消されるが、残しておきたい番組は消去しないよう設定することもできる。

GUIは、録画した番組を番組表スタイルで表示する「タイムマシンビュー」を採用。番組の詳細データも同時に記録されるので、キーワード検索も行える。番組はジャンル別に並べ替えることもでき、見たい番組を容易に探し出すことができる。

このほか、23型で、LEDバックライトを装備したフルHD液晶ディスプレイ「VGP-D23HD1」(予想実売価格40万円前後)も展示。解像度は1920×1200ドットのWUXGA。コントラスト比は700対1、視野角は上下170°、左右170°。

また、type Xと接続して地上・BS・110°CSデジタル放送の録画を可能にするデジタル放送拡張ユニット「VGP-DTU1」(予想実売価格8万円前後)も発売される予定。

type Xの詳細に関しては、別項でくわしく紹介する。

(Phile-web編集部)

ceatec2004report

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