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ソニー、SXRDパネルなどの生産体制を強化

公開日 2004/12/21 18:19
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●ソニー(株)は、ソニーセミコンダクタ九州(株)国分テクノロジーセンターと熊本テクノロジーセンター(以下、国分TEC、熊本TEC)の拡張を行うと発表した。「エレクトロニクス製品の差異化や付加価値を左右する主要半導体製品の生産体制を強化するため」と理由を説明している。

2005年5月を目処に新棟の建設を開始し、2005年度および2006年度の合計で約600億円規模の投資を予定している。

今回の投資により、反射型液晶プロジェクションデバイス「SXRD」や液晶ドライバーなどのディスプレイ関連デバイス、およびイメージングデバイスのソニーグループ内での生産体制をさらに強化する。「エレクトロニクス製品と連携した半導体開発とともに、差異化と付加価値を有するこれら半導体のソニーグループ内生産体制を一層増強することで垂直統合を進め、商品力のさらなる強化を目指す」(同社)。

国分TECでは、約100億円を投じて新棟を建設し、クリーンルーム約5,000m2を増床。増設ラインでは、市場拡大が見込まれる「SXRD」などのテレビ向けプロジェクション用液晶デバイスや、液晶テレビに搭載される液晶ドライバーICなどの生産を2006年春より開始する予定。

熊本TECでは、約500億円を投じ、新棟の建設および生産装置の導入を行う。新棟は、総計20,000m2のクリーンルームが展開可能な2層構造で、今回の投資では約5,000m2のクリーンルームを設置、イメージセンサ生産装置の導入を行い、2006年春の稼動を目指す。

(Phile-web編集部)

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