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香港DAPの新ブランド「SIGNEO」−日本法人設立で7月より展開

公開日 2005/06/16 17:27
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全8機種を日本先行で7月より展開する
香港のAVC Technology Limited は、デジタルオーディオプレーヤーの新ブランド「SIGNEO」を設立するとともに、日本法人・(株)AVC Technology Japan を設立、世界に先がけて日本での展開を開始すると発表した。

本日都内で行われた記者発表会には、AVC Technology Japanの代表取締役 Y.K.So氏、取締役/C.O.Oの矢野間也寸志氏に加え、香港AVC Technology ltd.のCEOであるBilly.So氏も出席した。

AVC Technology Japan Y.K.So 代表取締役

AVC Technology ltd. Billy.So C.E.O

Y.K.So氏は、AVC Technology Japan 設立の挨拶を行うとともに、初年度となる2005年度の目標を説明。2006年3月の締めまでの10ヶ月で、売上高20億円、販売台数2万台/月を達成し、国内シェアの10%を目指しているとした。

続いて登壇したBilly.So氏は、従来ブランド「SiGN」の昨年の売り上げが300万台に達していることを明かし、「SIGNEO」ブランドでの展開にも自信を見せた。同氏によれば、香港AVC Technology ltd.の生産能力は月産30万台。優れたデザインチームや開発チームを有しており、関係企業との強力なパートナーシップも確立しているという。半導体におけるサムスンとのディストリビュートもアピールした。


AVC Technology Japan 矢野間也寸志 取締役/C.O.O
AVC Technology Japan の取締役/C.O.Oに就任した矢野間氏は、(株)ディーアンドエムホールディングスでRioブランドおよびSiGNブランド製品の国内展開を行ってきた中心人物。デジタルオーディオプレーヤーの売れ行きは引き続き好調に推移するとの見解を示すとともに、香港からのダイレクトな展開により大幅なコスト削減を実現することで、国内での成功を実現したいと語った。また、社員数を絞ること、流通にPCの代理店を使うことなどでもコスト削減を図っていくという。

前述したとおり「SIGNEO」ブランドの前身は「SiGN」ブランド。SIGNEOは世界展開を計画しており、その第一歩として日本での展開を先行して行う。第一弾製品は全8モデルを用意し、7月より販売を開始する。各製品は機能にこだわると同時にデザイン面にも力を入れ、若者を中心にシェアを獲得していく計画であるという。

記者会見で行われた質疑応答の内容は以下の通り。なお、新製品の詳細は別項にて紹介する。

Q.2005年の国内での販売目標は?
A.3月締めなのであと10ヶ月となるが、20万台を目標としている。

Q.コストメリット以外の国内でのアピールポイントは?
A.デザインにも力を入れている。またハイエンドモデルはMEPG4対応やSDカード対応などの特長がある。ローエンド、ハイエンドともにそれぞれの特長を前面に出した売り方をしていきたい。ブランディングやR&Dにも力を入れていく。7〜9月はモノ系雑誌での露出、駅広告、店頭キャンペーンなどを計画している。

Q.国内外のメーカーが一斉に進出してきたこの時期になぜスタートしたのか?
A.SIGNEOは世界展開を予定しているブランドで、その最初の展開が日本であるというだけ。まず日本でブレイクしてから世界展開をしたいという思いがある。

Q.サムスンから半導体(フラッシュ)を調達できるという部分では有利だが、HDDタイプに関してはどう考えているか?
A.まずはメモリータイプで固めていきたいと考えているが、年末商戦に向けてHDDタイプを1、2モデル用意している。

Q.SiGNブランドを手掛けていた時の国内での手応えは?
A.SiGNはテストマーケティングの要素もあった。2機種のみの展開だったが、手応えはあった。

【問い合わせ先】
シグネオ・サポートセンター
TEL/0570-001-006

(Phile-web編集部)

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