HOME > ニュース > 「高音質・高デザイン性・高画質」 ― あらゆる要素で本物を目指すau新モデルが発表

「高音質・高デザイン性・高画質」 ― あらゆる要素で本物を目指すau新モデルが発表

公開日 2007/01/16 18:48
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

今回発表されたラインナップ
KDDIは本日、2007年春発売となる新商品の発表会を開催した。今回発表されたのはワンセグ対応機を含む10機種。

発表会の冒頭、同社代表取締役社長兼会長の小野寺正氏が挨拶した。

代表取締役社長兼会長 小野寺正氏

小野寺氏は、12月の時点でワンセグ機能を搭載した端末の契約数が147万を超えており、ユーザー内でのニーズが高まっていることを指摘。このようなニーズに応えるべく、今回ワンセグ対応端末を7機種用意した、と述べた。

また、これまで同社の訴求ポイントであった「音楽」「デザイン」に、「映像」を加えることを明言。「LISMO Music Search」の機能充実や「au design project」による斬新なデザインの探求に加え、高品位ディスプレイを搭載した端末をリリースしていく、と語った。

LISMO Music Searchなど音楽機能の充実も図られた


同氏は「今回リリースする10機種を加え、2006年9月以降に投入した機種は31を超える。ライフスタイルや目的に合わせて選べる多彩なラインナップを揃え、ユーザーから選ばれるブランドを目指す」と締めくくった。

続けて、同社au 事業本部長の井上正廣氏が商品戦略について説明した。


au 事業本部長 井上正廣氏
同氏は、2007年春モデルのテーマを「『心地よさ』をもたらすケータイ」と提言。「コンテンツ/ハード両面でハイクオリティな映像を追求していく。また、ヤマハと協力して行っている原音追求をさらに押し進める。あらゆる要素で『本物』を目指す」と意気込みをあらわにした。

最後に、「au design project」の第六弾をして発表された「MEDIA SKIN」について、デザインを担当した吉岡徳仁氏と、ディレクションを担当した(株)ウォーターデザインスコープ 代表の坂井直樹氏が語った。

吉岡氏は、「ケータイはいつも持ち歩くものにも関わらず、感覚に近いもの、皮膚に寄り添う柔らかさを持ったものがなかったように思う。『MEDIA SKIN』は本体にシリコンやウレタンの粒子を配合し、新しい感触を実現している。目を閉じても存在を感じることができるような、第二の皮膚とも言えるデザインだ」と述べた。

吉岡徳仁氏

「MEDIA SKIN」のコンセプト

「MEDIA SKIN」は先日MoMAコレクションに選定された

また、坂井氏は、「ユーザーはケータイのデザインにシビアになっている。また、好みも細分化・多様化してきた。今後はより上質で個性豊かなデザインを送り出していきたい」と述べた。

坂井直樹氏

以下、発表会での質疑応答の一部を掲載する。

Q.2007年春発売のモデルが多いが、製造は間に合うのか。
A.現時点では計画通り進んでいる。

Q.今回初めて有機ELディスプレイを搭載した端末をリリースしたが、何故今まで採用しなかったのか。技術的には可能であったはずだ。
A.有機ELはコントラスト比が高く、鮮やかな色再現が特長だが、寿命が短かったり焼き付きの問題があった。それが改善されてきたため、今回端末に搭載する運びとなった。

Q.沢山の端末を出せば売れる機種、売れない機種の差が出るはず。古い在庫の扱いはどうしていくのか。
A.新モデルを発表するたびに店頭から古い端末をなくす、というのは難しい。古い端末を値下げし、価格差でさばいていく考えだ。

Q.MNP 今後どのような戦略をたてていくのか
A.MNPはずっと続くもの。 MNPがあるから○○をする、という対応ではなく、今までどおりユーザーの利益を考えてサービスを行っていくことが大事だと考えている。ケータイはまだまだ拡大する市場だと考えている。

Q.今回リリースされた製品は、他社製品と比べて厚く重いものが多いようだが、薄型化は考えていないのか。
A.薄型化が全く視野にないわけではなく、やみくもに薄型化を目指すことはしないだけだ。ユーザーの望む機能を搭載した結果が今回の端末だ。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE