バイ・デザイン、初の3波対応42V型フルHD液晶テレビ − 大型モデル強化で国内シェア5位をねらう
バイ・デザイン(株)は、同社として初めて地上・BS・110度CSデジタルの3波チューナーを搭載した42V型のフルハイビジョン液晶テレビ「LF-4201DAB」を7月上旬より出荷開始する。価格は199,800円(税込)。
同社の薄型テレビはこれまで、地上デジタルのみ対応の1波チューナーで展開してきた。今回の3波対応は、大手メーカーでは当たり前の機能だが、同社はこれまでユーザーニーズとコストを勘案し、BS・110度CSデジタルチューナーを搭載してこなかった。同社では、今後26V型以上のモデルは、すべて3波対応とする方針。
チューナーはEPG表示やデータ放送、双方向サービスにも対応する。ただしLAN端子は装備しない。
本機に搭載された液晶パネルは42V型のフルハイビジョン(1,920×1,080ピクセル)。コントランスト比は900対1、輝度は500cd/m2、視野角は上下左右178度。
機能面では、HDMI入力端子を4系統装備したことが大きな特徴。同社取締役国内統括兼マーケティング本部長の伊豆田伸吾氏は、「我々が調べた範囲では、大手メーカーの製品ではHDMI3入力がマックス。4入力は国内最多となる」とアピール。ゲーム機やレコーダーなど、今後HDMI端子で接続する機器が増えることが予想されることから、4入力の採用に踏み切ったのだという。なお、HDMI端子はバージョン1.2で、1080pの入力にも対応している。
そのほか入力端子では、D5端子とPC用のアナログRGB端子を各1系統ずつ装備する。
また、リビングでの使用を見据え、リモコンは2種類付属。メインリモコンに加え、主要機能のみを集約したサブリモコンも用意した。
■「2007年は国内シェア5位をねらう」
本日行われた記者向け発表会には、前述の伊豆田氏のほか、取締役技術本部長の多治見淑高氏、商品企画部 プロダクトデザインマネージャーの鈴木剛氏が出席した。
伊豆田氏は、2004年から2006年までの売り上げの推移を説明。2004年度の売り上げは5億円弱だったが、2005年度には56.4億円、2006年度には73億円となり、急速な成長を遂げたことをアピールした。今年度の売り上げは150億円を目標としており、昨年度の2倍以上を見込む。
同氏はまた、国内の出荷台数について、DisplaySearch社が調査した2007年第1四半期のデータを紹介。液晶テレビとプラズマテレビの台数を合計したデータで、同社は三菱電機に次ぐ8位だが、伊豆田氏は「2007年には5位になることを目標にしている」と述べ、シャープ、松下、ソニー、東芝、日立に次ぐポジションを奪う考えだ。
今後同社では、来春をめどに120Hz駆動やxvYCCへの対応も実現する考え。また有機ELについても、具体的な計画はないと前置きしつつ、「社長の飯塚(克美氏)は『買ってきてでも売りたい』と言っている。私自身も大変興味がある」と販売の可能性を示唆した。
(Phile-web編集部)
同社の薄型テレビはこれまで、地上デジタルのみ対応の1波チューナーで展開してきた。今回の3波対応は、大手メーカーでは当たり前の機能だが、同社はこれまでユーザーニーズとコストを勘案し、BS・110度CSデジタルチューナーを搭載してこなかった。同社では、今後26V型以上のモデルは、すべて3波対応とする方針。
チューナーはEPG表示やデータ放送、双方向サービスにも対応する。ただしLAN端子は装備しない。
本機に搭載された液晶パネルは42V型のフルハイビジョン(1,920×1,080ピクセル)。コントランスト比は900対1、輝度は500cd/m2、視野角は上下左右178度。
機能面では、HDMI入力端子を4系統装備したことが大きな特徴。同社取締役国内統括兼マーケティング本部長の伊豆田伸吾氏は、「我々が調べた範囲では、大手メーカーの製品ではHDMI3入力がマックス。4入力は国内最多となる」とアピール。ゲーム機やレコーダーなど、今後HDMI端子で接続する機器が増えることが予想されることから、4入力の採用に踏み切ったのだという。なお、HDMI端子はバージョン1.2で、1080pの入力にも対応している。
そのほか入力端子では、D5端子とPC用のアナログRGB端子を各1系統ずつ装備する。
また、リビングでの使用を見据え、リモコンは2種類付属。メインリモコンに加え、主要機能のみを集約したサブリモコンも用意した。
■「2007年は国内シェア5位をねらう」
本日行われた記者向け発表会には、前述の伊豆田氏のほか、取締役技術本部長の多治見淑高氏、商品企画部 プロダクトデザインマネージャーの鈴木剛氏が出席した。
伊豆田氏は、2004年から2006年までの売り上げの推移を説明。2004年度の売り上げは5億円弱だったが、2005年度には56.4億円、2006年度には73億円となり、急速な成長を遂げたことをアピールした。今年度の売り上げは150億円を目標としており、昨年度の2倍以上を見込む。
同氏はまた、国内の出荷台数について、DisplaySearch社が調査した2007年第1四半期のデータを紹介。液晶テレビとプラズマテレビの台数を合計したデータで、同社は三菱電機に次ぐ8位だが、伊豆田氏は「2007年には5位になることを目標にしている」と述べ、シャープ、松下、ソニー、東芝、日立に次ぐポジションを奪う考えだ。
今後同社では、来春をめどに120Hz駆動やxvYCCへの対応も実現する考え。また有機ELについても、具体的な計画はないと前置きしつつ、「社長の飯塚(克美氏)は『買ってきてでも売りたい』と言っている。私自身も大変興味がある」と販売の可能性を示唆した。
(Phile-web編集部)
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トピック
- ブランドbyd:sign
- 型番LF-4201DAB
- 発売日2007年7月上旬出荷開始
- 価格¥199,800(税込)
【SPEC】●液晶パネル:42V型 ●画素数:1,920×1,080 ●コントラスト比:900対1 ●輝度:500カンデラ ●視野角:上下左右178度 ●映像入力端子:ビデオ2、Sビデオ2、D5端子1、HDMI端子4,アナログRGB端子1 ●消費電力:300W ●外形寸法:1,048W×770H×308Dmm(スタンド含む) ●質量:41kg(スタンド含む)