富士通ゼネラル、2008年3月末にコンシューマーAV事業から撤退
同社は現在、主に海外市場でコンシューマー向け薄型テレビ・ディスプレイ事業を行っており、高付加価値機種を中心に北米・英国の専門店やカスタムインストーラーなど高級AV市場に特化した販売政策を取ってきた。だが近年では高級AV市場自体が縮小傾向にあり、これに伴って同社製品の売上げも年々減少し、平成17年度からは営業赤字の状況となっていた。同社では今後もこの状況が続くと判断したことから、同事業分野から徹底を決め、今後は空調機など得意分野に経営資源を特化していく。
今回の取締役会決議を受け、同社はプラズマディスプレイなどコンシューマー向け映像機器の製造・販売業務を、2008年3月31日をもって終息させる予定だ。なお、国内では業務用途の機器について、引き続きシステムソリューション事業の分野で継続して展開されるほか、アフターサービスに関しても事業終息後も対応を続けていくという。
(Phile-web編集部)