ケンウッド、カーエレOEM分野を強化 − DVD/CDメカを3年累計1,000万台出荷予定
同社はカーエレクトロニクス事業を主力と位置付け、現在市販向け・OEM向けの両分野で強化策を推進している。OEM分野では、自動車販売動向の影響を受けにくいデバイスビジネスを柱に設定。車載用AV機器向け光ディスクドライブを中心に、事業拡大を狙う考えだ。
2005年より上海工場を増築行いコスト競争力の強化を図ったほか、薄型・軽量のDVDメカなど製品力の強化にも注力。これにより日米欧の自動車用品メーカーから大型受注を獲得することができたのだという。
同社は「2007年度の光ディスクドライブの出荷は30〜40万台程度だったが、2008年度は、カーエレクトロニクス事業のOEM分野に占めるデバイス事業の売上比率を、2010年度には3割程度まで引き上げる。OEM分野の安定した収益基盤の整備を進める計画だ」とコメントしている。
(Phile-web編集部)