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「高品質ライブ音場再現方式」を使用。1/29実施

NHK、東フィル定期演奏会を別会場でリアルタイム再現する実験を開催

公開日 2008/12/25 18:46 Phile-web編集部
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今回行われる実験の解説図
NHKは、東京フィルハーモニー交響楽団と共同で、1月29日に行われる定期演奏会のバーチャル体験実験を行うことを発表した。

これはNHKが研究開発を進めている「高品質ライブ音場再現方式」を使用して行われるもの。東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアルで行われている生の演奏会を、同一建物内にある「リサイタルホール」にて再現する。

まず事前にコンサートホールの音響特性を計測し、リサイタルホールへ送信しておく。本番時にはステージ上に設置された約40本のマイクで直接音(楽器音)を集音。その直接音のレベルや周波数特性を解析・調整し、リサイタルホールの客席前方に置かれた20本のスピーカーで再生する。さらに、事前に計測したコンサートホールの音響特性を用いて、直接音からホールの響きを解析。客席を取り囲むように16本のスピーカーで再生する、という流れだ。

なおこの実験は一般公開されないため、一般の方のリサイタルホールでのバーチャル体験はできないとのこと。ぜひ生音の方をお楽しみいただきたい。

【1月29日 第43回オペラシティ定期演奏会の演目】
指揮:ペーター・シュナイダー
■ベートーヴェン/交響曲第4番 変ロ長調 op.60
■ワーグナー/楽劇『ニーベルングの指環』より抜粋

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