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地デジの生放送を早速「視聴・録画」してみる

「torne」を発売日にゲットした! − ケースイが導入速報をお届け【セットアップ編・動画レポ付き】

公開日 2010/03/18 12:25 レポート:鈴木桂水
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いよいよPlayStation 3用の地デジチューナーユニット「torne」が発売された。筆者も早朝から都内の大手量販店に並び実物を購入した。さっそくその使用感をレポートしよう。


3月18日に発売となった、PS3専用地上デジタルレコーダーキット「torne(トルネ)」
torneについては、これまで2回に渡って発売前の分析レビュー開発者インタビューを行ってきた。既にお気づきの方もいただろうが、本機のインターフェースや操作の紹介について、実機の画面を詳しくご紹介できる内容は限られていた。これは著作権保護など様々な大人の事情によるものだと筆者は理解しているが、とはいえ窮屈さは否めなかったので、自腹で購入し、思いっきりその実力を検証することにした。

当初は大手通販サイトを使って購入しようと思っていたのだが、発売日が発表になるやいなやネット上では「完売」「予約終了」の嵐が吹き荒れた。あっという間にプレミアがついてヤフオクあたりでは定価以上の金額で出品されているのが当たり前になっていた。

「torneってそんなにすごいだろうか?」というのが筆者のファーストインプレッションなのだが、世間ではそうではないらしい。地デジだけで、BS/CSは受信できないし、BDレコーダーに比べて制限が多いtorneに、これほど人気が集まるとは全く予想できていなかっただけに、市場の過熱ぶりには正直、焦ってしまった。

「ほとぼりが冷めた頃にでも買えばいいや」ぐらいの気持ちだったのだが、編集部から「速報をやるように!」と特命が来てしまい、渋々ヨドバシカメラマルチメディアの吉祥寺店に早朝から並ぶ羽目になった次第だ。

7時15分にショップの店頭に到着すると、すでに6人が並んでいた。なんとなく微妙な人数に、自分のtorneへの期待感がダブる。雨が降らなかっただけ、幸運だと自分に言い聞かせながら、まだ寒い3月の空の下、9時半のオープンまで待った。途中torneを目当てに並ぶ人たちに整理券が配られた。開店を前、9時頃には「完売」の札が立ち、店頭まで来ながら残念そうに引き返していく人が後を絶たなかった。いよいよ開店、という頃には全部で20人ぐらいは並んでいたようだ。

torneを求めて並ぶ人たちに整理券が配られた

約2時間半待って、ようやくtorneをゲットした!

ようやく手に入ったtorneのパッケージは拍子抜けするほどコンパクトだ。torne本体のほかにソフトウエアも入っている。封筒を空けると地デジ専用の“青色”「B-CASカード」も入っている。セットアップは、まずこのB-CASカードを本体にセットするところから始める。次にアンテナ線を接続するのだが、これは「アンテナ線」→「torne」→「テレビ」という順番で接続する。続いてtorneとPS3をUSBケーブルで接続して準備は完了。

箱は思いの外小さい印象

箱を空けてtorneの本体チューナー、アプリケーションソフトやケーブルを取り出す


torneのチューナー本体とご対面

本体にB-CASカードを装着。本体奥まできちんと差し込む


背面に2本のアンテナケーブルを接続する

PS3とはUSBケーブルで接続

次にtorneに付属しているソフトをインストールすればPS3で地デジが楽しめるようになる。

torneのアプリケーションディスク。Blu-rayに収録されている

PS3にディスクをセット


初めてディスクを入れた際、PS3のシステムソフトウェアをアップデートするよう求められた

アップデートを実効する。バージョンは「3.15」から「3.16」へ更新される


ディスクを挿入すると、インストールのメニューが起動する

インストール中の画面


インストールが完了するとPS3のメニューに「テレビ」が加わる
実際に動かしてみる。やはり番組表がサクサク動いて快適だ。ほんと、これまでのレコーダーのもっさり動作ってなんだったんだろう?そんな気持ちにさせられる。さて、これから録画するので、後ほど後編をお伝えしよう。

オープニングの画面


メニュー画面の動作も高速だ

EPGの快適操作を改めて実感!

【動画レポート】torneの「起動」



【動画レポート】「EPG」の快速表示を実験




◆筆者プロフィール 鈴木桂水
元産業用ロボットメーカーの開発、設計担当を経て、現在はAV機器とパソコン周辺機器を主に扱うフリーライター。テレビ番組表を日夜分析している自称「テレビ番組表アナリスト」でもある。ユーザーの視点と元エンジニアの直感を頼りに、使いこなし系のコラムを得意とする。そのほかAV機器の情報雑誌などで執筆中。

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