デノン、3D映像のパススルー出力に対応したAVアンプ3機種を発売 − 充実したネットワーク機能搭載の「AVR-3311」

デノンはHDMI規格Ver.1.4aに対応し、3D映像のパススルー出力やオーディオ・リターン・チャンネル機能を備えたAVアンプ「AVR-3311」など3機種を6月中旬に発売する。

今回発売される3機種はいずれもFM/AMチューナーを内蔵しており、型番が従来の「AVC」から「AVR」に変更されている。

・「AVR-3311」（7.2ch AVアンプ）/￥136,500（税込）
※カラーバリエーションはブラックとプレミアムシルバー

185W×7ch（6Ω）の実用最大出力を備え、同時に2台のサブウーファーを接続できる7.2ch対応機。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのデコーダーを搭載するほか、ドルビープロロジックIIzやAudyssey DSXのプロセッサーも備える。フロントハイト、フロントワイドスピーカーの専用端子も装備している。サラウンドバックチャンネルのL/R用アンプは、フロントL/R（バイアンプ）、フロントB L/R、フロントハイト L/R、フロントワイドL/Rのいずれかに割り当てられるほか、ゾーン設定も可能だ。

パワーアンプ部は厳選したパーツで構成。高速の整流ダイオードと大容量ブロックコンデンサーを採用した十分な電流供給能力を持つ電源部とし、全7chに同一クオリティを持たせたディスクリート構成としている。

32bit処理のDSPを搭載したダイナミック・ディスクリート・サラウンド・サーキット「D.D.S.C-HD」を採用するほか、全チャンネルを24bitクオリティで再現する「AL24 Processing Plus」を搭載し、デジタルオーディオ信号の持つ量子化により発生する歪みを低減し、低レベル音楽信号再生能力を最大限まで高めている。また、信号経路は可能な限りシンプルでストレートな設計とし、信号の引き回しを最適化することで各回路での信号劣化を最大限に防いでいる。振動による影響を徹底排除するため、防振対策もパワートランスやラジエーター部など各所にて手段が講じられている。

本体に内蔵するクロック・ジッタ・リデューサーでは入力信号と出力信号の位相を比較することでジッターを低減。内部でデジタル変換されたアナログ入力信号を含む、デジタル処理を行う全ての信号に対して効果を発揮する。さらに圧縮音源の再生時に効果を発揮する「Compressed Audio Restorer」により、高音質な圧縮系オーディオファイルの再生も実現。音声ソースに合わせて3つのモード選択が行える。本体にはフォノイコライザーも搭載している。

HDMI端子は入力6系統、出力2系統を搭載。先述の3D映像のパススルー出力やオーディオ・リターン・チャンネルのほか、HDMI CECによるシャープ/パナソニック/東芝/日立/三菱/ソニーのホームシアター機器との連動操作にも対応している。

アナログビデオからの入力信号をアプコンしてHDMIから出力する機能も持ち合わせている。ハイビット処理のI/Pスケーラーも内蔵する。HDMIから入力されている映像を映しながら、半透明のGUIを重ねて映し出せる視認性・操作性の高いGUIも搭載する。本体付属のリモコンは暗所でも視認性の高いグロー・キーを採用する。

ゲームコンテンツの再生時に映像/音声と操作感を同期させる「ゲームモード」も備える。

iPod/iPhone、USBメモリを本体にダイレクトに接続して操作できるUSB端子を備える。iPodのファイル再生はオーディオデータのみに対応しており、デジタル接続が可能だ。USBメモリからの再生はWMA/WAV/MP3/AAC/FLACに対応する。アンプのGUIからファイル検索が行え、日本語表示にも対応している。さらに別売のデノン製iPod用コントロールドック「ASD-11R」を接続して、音楽・ビデオ・写真ファイルの再生が行える。

DLNAベースのネットワーク再生機能も充実しており、Windows 7搭載PCからWindows Media Player Ver.12の再生機器として本機を選択し、PCやNASに保存した音楽・画像ファイルをネットワーク経由で再生して楽しめる。Windows 7以前のOSを搭載するPcの場合は、Windows Media Player Ver.11等のミュージックサーバーを利用して、PC等に保存したファイルをネットワーク経由で再生できる。再生可能なファイル形式はWAV/AAC（DRM非対応）/WMA/MP3/FLAC。画像ファイルはJPEGに対応する。またインターネットラジオ再生の機能も備える。

Windows 7搭載PCでは、LLTD（Link Layer Topology Discovery）機能により、PC側から本機を認識して、PCのコントロールパネル上でAVアンプの設定が行える。Windows 7以前のOS搭載マシンではWebブラウザによるWebコントロール機能が利用可能だ。

セットアップについては付属の専用マイクを使ってスピーカーコンフィグが自動で行える「プラグイン・オートセットアップ機能」を搭載。Audyssey Dynamic Volume機能により、視聴時に音の大小をリアルタイムで調整できる。

待機時の消費電力は0.1Wを実現。CECスタンバイ/CECパススルー時についても低消費電力性能を持たせている。


・「AVR-1911」（7.1ch AVアンプ）/￥84,000（税込）

140W×7ch（6Ω）の実用最大出力を備える7.1chサラウンドアンプ。マルチルームは2ゾーン対応。カラーはブラックのみ。

ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのデコーダーを搭載するほか、ドルビープロロジックIIzのプロセッサーも備える。32bit処理のDSPを搭載したサラウンド回路や、可能な限りシンプルでストレートな設計の信号経路により、高音質化を図っている。

HDMI端子は入力4系統、出力1系統の構成。3D映像のパススルー出力やオーディオ・リターン・チャンネルのほか、HDMI CECによる機器連動操作にも対応している。アナログビデオからの入力信号をアプコンしてHDMIから出力する機能も持ち合わせている。ハイビット処理のI/Pスケーラーも内蔵する。画面を見ながら各種設定が行えるOSDも搭載する。

付属の専用マイクを使ってスピーカーコンフィグが自動で行える「プラグイン・オートセットアップ機能」を備えるほか、Audyssey Dynamic Volume機能により、視聴時に音の大小をリアルタイムで調整できる。

iPod/iPhone、USBメモリを本体にダイレクトに接続して操作できるUSB端子を装備。iPod/iPhoneとはデジタル接続に対応している。USBメモリはMP3/AAC/WMA形式のファイルが再生可能。別売のデノン製iPod用コントロールドック「ASD-11R」を接続して、音楽・ビデオ・写真ファイルの再生が行える。ゲームコンテンツの再生時に映像/音声と操作感を同期させる「ゲームモード」も備える。


・「AVR-1611」（5.1ch AVアンプ）/￥55,650（税込）

今回発表のモデルで最もエントリーのクラスにラインナップされるモデル。実用最大出力140W（6Ω）の5.1ch対応機。ディスクリート構成のパワーアンプや32bit処理のDSPを搭載したサラウンド回路、ミニマムシングルパスサーキット、ダイレクトメカニカルグラウンド構造などによる高音質化を図っている。カラーはブラックのみ。

ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのデコーダーを搭載するほか、ドルビープロロジックIIzのプロセッサーも備える。付属の専用マイクを使ってスピーカーコンフィグが自動で行える「プラグイン・オートセットアップ機能」を備えるほか、Audyssey Dynamic Volume機能により、視聴時に音の大小をリアルタイムで調整できる。

HDMI端子は入力4系統、出力1系統を装備し、3D映像のパススルー出力やオーディオ・リターン・チャンネルのほか、HDMI CECによる機器連動操作にも対応している。アナログビデオからの入力信号をアプコンしてHDMIから出力する機能も備える。画面を見ながら各種設定が行えるOSDも搭載する。別売のデノン製iPod用コントロールドック「ASD-11R」を接続して、音楽・ビデオ・写真ファイルの再生が行える。ゲームコンテンツの再生時に映像/音声と操作感を同期させる「ゲームモード」も備える。


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デノン コンシューマー マーケティング
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