J1/V1の2ライン展開
【更新】ニコン、初のミラーレス一眼カメラ「Nikon 1」シリーズを発表
ニコンは、ブランド初となるミラーレスタイプのレンズ交換式デジタル一眼カメラ「Nikon 1」シリーズの展開を発表。新製品2機種を10月20日から順次発売する。本日(株)ニコンと(株)ニコンイメージングジャパンが都内で新製品記者発表会を開催した。
今回発表された製品は「Nikon 1 V1」「Nikon 1 J1」の2機種。ともにレンズマウントは新開発の「Nikon 1マウント」を採用。オプションのFマウント変換アダプター「FT1」を装着すれば、ニコンFマウントのレンズを使うことも可能だ。イメージセンサーには新開発「CXフォーマット」の、有効画素数10.1メガ、13.2×8.8mmサイズの「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」を搭載する。
■Nikon 1 V1
・薄型レンズキット/¥OPEN(予想実売価格105,000円前後)/10月20日発売
※1 Nikkor 10mm f/2.8付)
・ボディ(ブラック)/¥OPEN(予想実売価格89,000円前後)/発売日未定
■Nikon 1 J1
・標準ズームレンズキット(ホワイト/ブラック/シルバー/レッド)/¥OPEN(予想実売価格70,000円前後)/10月20日発売
(1 Nikkor VR 10-30mm f/3.5-5.6付)
・ダブルズームキット(ブラック/ホワイト)/¥OPEN(予想実売価格90,000円前後)/10月20日発売
(1 Nikkor VR 10-30mm f/3.5-5.6、1 Nikkor VR 30-110 f/3.8-5.6付)
・ダブルズームキット(シルバー/レッド)/¥OPEN(予想実売価格90,000円前後)/2012年1月発売
(1 Nikkor VR 10-30mm f/3.5-5.6、1 Nikkor VR 30-110 f/3.8-5.6付)
・ダブルズームキット(ピンクスペシャルキット・数量限定)/¥OPEN(予想実売価格90,000円前後)/10月20日発売
(1 Nikkor VR 10-30mm f/3.5-5.6、1 Nikkor VR 30-110 f/3.8-5.6付)
・ボディ(ブラック)/¥OPEN(予想実売価格59,000円前後)/発売日未定
「V1」はNikon 1シリーズの上位機種にあたるモデルで、本体背面に3型約92万ドットの液晶モニターを搭載したほか、約144万ドットの電子ビューファインダーも備える。「J1」と比較するとやや本体サイズが大きめだ。なお両モデルとも、ディスプレイ部は保護ガラスと液晶パネルの間に空気層をもたない「エアギャップレス構造」を採用し、屋外での視認性も高めている。カラーバリエーションはブラックとホワイト。
「J1」はブラック/ホワイト/シルバー/レッド/ピンクの5色カラーバリエーションを揃える。本体の凹凸部分を少なくして、フラットでスタイリッシュなデザインとしている。背面には3型約46万ドットの液晶モニターを備える。「J1」は本体にポップアップフラッシュを内蔵している。
以下、V1/J1シリーズに共通の特徴を順に見ていこう。
■新開発のレンズマウントとイメージセンサーを採用
両モデルには新開発のレンズマウントシステム「Nikon 1マウント」を採用した。今回カメラ本体の発売に合わせて、以下の専用レンズも発売される。
・標準ズームレンズ(約3倍)「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」/¥25,200(税込)/12月発売
・望遠ズームレンズ(約3.7倍)「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」/¥31,500(税込)/10月20日発売
・広角薄型単焦点レンズ「1 NIKKOR 10mm f/2.8」/¥31,500(税込)/10月20日発売
・望遠ズームレンズ(約10倍)「1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM」/¥99,750(税込)/10月20日発売
先述の通り、12月発売予定のマウントアダプター「FT1」(¥23,310/税込)を装着すれば、ニコン「Fマウント」のNIKKORレンズも使用できるようになる。
イメージセンサーも新開発の素子が採用された。両モデルに搭載されたスーパーハイスピードAF CMOSセンサーは、ニコンの「FX」「DX」に続く新フォーマットとして開発された「ニコンCXフォーマット」用のCMOSセンサー。有効画素数は10.1メガピクセル、撮像素子のサイズは13.2×8.8mm。
オートフォーカス機能は、合焦時間が短く、動体への追従性能にも優れる位相差AFと、低輝度に強いコントラストAFの2つを備えた「アドバンストハイブリットAFシステム」を採用し、様々な撮影条件で最適な合焦を可能にしている。またレンズ交換式デジタルカメラでは発表時点で世界初となる撮像面位相差AFを搭載し、高速AF性能を実現した。また約10コマ/秒の高速AF追従撮影も可能。AF固定時には約30コマ/秒、または約60コマ/秒の速さで高速連続撮影が可能だ。
常用撮像感度はISO100〜3200となり、マニュアル時に「Hi1」を選択することで「ISO6400相当」まで増感することが可能だ。
画像処理エンジンは従来の「EXPEED」をベースにNikon 1シリーズのために最適化した「EXPEED 3」を搭載。高速化と高性能化を同時に実現している。
静止画撮影は12bit RAWデータでの記録も行える。RAWとJPEGの同時記録も可能だ。
本体天面には静止画撮影用のボタンのほかに、独立した動画撮影用ボタンを設けた。動画撮影は最大1920×1080/60i・30pのフルHD動画撮影が可能。動画撮影時も自動AF/AEが連動する。フルHD動画ファイルの圧縮方式はH.264/MPEG-4 AVC、ファイル形式はMOV。本体にステレオマイクを内蔵しており、音声はAAC形式で記録される。V1は別売のステレオマイク「ME-1」が使用できる。本体にはHDMI端子を搭載しており、撮影した動画/静止画をテレビで再生して楽しめる。
静止画/動画の撮影モードの切り替えは、本体背面に設けられたダイヤルセレクターから行う。なお、動画撮影中に静止画シャッターを押せば16対9の画角の静止画が撮影できる。
Nikon 1シリーズに新設された撮影機能の一つに「モーションスナップショット」がある。背面のダイヤルセレクターから本モードを選択した状態で静止画シャッターのボタンを押すと、シャッターを切った瞬間の静止画と、その前後約1秒間のフルHD動画(1,920×1,080/16対9)が記録される。撮影したファイルには本体に内蔵した4種類のBGMを付けることができる。
撮影したファイルは約2.5秒間の動画スローモーション再生のあと、続いて3,840×2,160ピクセルの静止画が表示される。あらかじめBGMを設定しておけば、音楽と一緒に約10秒間再生することも可能だ。再生はカメラ本体のモニター上のほか、同社の画像共有/保存サービス「miPicturetown」に動画としてアップロードして楽しむこともできる。撮影した素材は、PC上でそれぞれの動画/静止画ファイルとして表示されるファイルを保存することも可能だ。
もう一つの新機能が「スマートフォトセレクター」。背面のダイヤルセレクターを本モードに設定した状態で静止画シャッターを切ると、ボタンを全押しした付近で最大20枚のショットを撮影する。撮影した20枚の画像からカメラが被写体の動きや構図を自動判別し、ベストショットと候補の4枚を合わせた最大5枚の静止画を記録する。再生時は5枚の候補画像からユーザーが任意のベストショットを選び、不要な画像を削除することも可能だ。
その他、おまかせシーンモードや顔認識オートフォーカス、撮影シーンや好みに合わせて画像の仕上がりを選択・調整できるニコン独自の「ピクチャーコントロール」、逆光でも見た目に近いきれいな画像が撮影できる「アクティブD-ライティング」など、撮影サポート機能も充実する。アクティブ方式の手ブレ補正機能も内蔵。またV1は振動式、J1は光学式のダスト軽減機能を搭載する。
■「Nikon 1でNo.1を目指す」 − ニコン&ニコンイメージングジャパン社長が宣言
21日に開催された新製品記者発表会では冒頭、(株)ニコン取締役社長兼社長執行役員の木村眞琴氏が挨拶した。
今回発表の「Nikon 1」シリーズについて木村氏は「ニコンが『カメラとは何か』を探求し続け完成させた製品。単なる記録装置ではなく、人々の大切な記憶を残せる特別な道具がカメラであるとニコンは考えている」とし、同社がこれまで長年に渡って培ったカメラ開発のノウハウと知見が「Nikon 1」に惜しみなく詰め込まれていると語った。
木村氏は、Nikon 1シリーズは従来のカテゴリを超え、デジタルの良さを磨き上げたカメラであることを強調。「人々が被写体に込めた思いまで、エモーショナルに表現することのできるカメラだ。今後、Nikon 1シリーズが世界の方々に愛されるよう、システムの拡充も図っていきたい」と意気込みを述べた。
(株)ニコンイメージングジャパン 取締役社長 兼 社長執行役員の五代厚司氏は、新製品「Nikon 1」シリーズの販売戦略を説明した。
五代氏は同社の市場調査データを示し、国内市場では今後もレンズ交換式デジタルカメラや小型のミラーレス一眼の市場ポテンシャルが高いことを説明。また、同社が長年に渡りミラーレス一眼カメラの開発に取り組んできたが、今その機が熟し、満を持して完成させた商品を市場に送り出す時期がやってきたと述べた。
新シリーズでは「既存の一眼ユーザー」を中心にした“買い増しニーズ”と、コンパクトデジタルカメラからの“ステップアップ”ニーズをターゲットにしていく。両ターゲットをしっかりと捉えることで、既存の上級一眼レフデジタルカメラの需要を引き上げられると五代氏は強調。また女性層のポテンシャルユーザーを開拓していくことも新シリーズの目標という。
五代氏はまた、従来のニコンのブランドイメージについても「これまでは『本物感』や『高品質』など、どちらかと言えばプロフェッショナル志向なニコンというイメージを頂戴してきたが、見方を変えれば、少しとっつきにくいイメージだったのかもしれない。Nikon 1シリーズの発表とともに、“革新的・親しみ”といったイメージも徐々に獲得し、幅広いユーザーから支持を集められるブランドにしていきたい」とした。
全ての市場ニーズを満たす「Nikon 1」シリーズを旗印に、“レンズ交換式アドバンスドカメラ”市場を創出していくと五代氏はアピール。「デジタル一眼だけでなく、レンズ交換式の小型カメラでも、ワールドワイドにナンバーワンのポジション確立を目指す。“Nikon 1でNo.1”が私たちのスローガンだ」と述べた。
【問い合わせ先】
ニコン カスタマーサポートセンター ナビダイヤル
TEL/0570-02-8000
今回発表された製品は「Nikon 1 V1」「Nikon 1 J1」の2機種。ともにレンズマウントは新開発の「Nikon 1マウント」を採用。オプションのFマウント変換アダプター「FT1」を装着すれば、ニコンFマウントのレンズを使うことも可能だ。イメージセンサーには新開発「CXフォーマット」の、有効画素数10.1メガ、13.2×8.8mmサイズの「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」を搭載する。
■Nikon 1 V1
・薄型レンズキット/¥OPEN(予想実売価格105,000円前後)/10月20日発売
※1 Nikkor 10mm f/2.8付)
・ボディ(ブラック)/¥OPEN(予想実売価格89,000円前後)/発売日未定
■Nikon 1 J1
・標準ズームレンズキット(ホワイト/ブラック/シルバー/レッド)/¥OPEN(予想実売価格70,000円前後)/10月20日発売
(1 Nikkor VR 10-30mm f/3.5-5.6付)
・ダブルズームキット(ブラック/ホワイト)/¥OPEN(予想実売価格90,000円前後)/10月20日発売
(1 Nikkor VR 10-30mm f/3.5-5.6、1 Nikkor VR 30-110 f/3.8-5.6付)
・ダブルズームキット(シルバー/レッド)/¥OPEN(予想実売価格90,000円前後)/2012年1月発売
(1 Nikkor VR 10-30mm f/3.5-5.6、1 Nikkor VR 30-110 f/3.8-5.6付)
・ダブルズームキット(ピンクスペシャルキット・数量限定)/¥OPEN(予想実売価格90,000円前後)/10月20日発売
(1 Nikkor VR 10-30mm f/3.5-5.6、1 Nikkor VR 30-110 f/3.8-5.6付)
・ボディ(ブラック)/¥OPEN(予想実売価格59,000円前後)/発売日未定
「V1」はNikon 1シリーズの上位機種にあたるモデルで、本体背面に3型約92万ドットの液晶モニターを搭載したほか、約144万ドットの電子ビューファインダーも備える。「J1」と比較するとやや本体サイズが大きめだ。なお両モデルとも、ディスプレイ部は保護ガラスと液晶パネルの間に空気層をもたない「エアギャップレス構造」を採用し、屋外での視認性も高めている。カラーバリエーションはブラックとホワイト。
「J1」はブラック/ホワイト/シルバー/レッド/ピンクの5色カラーバリエーションを揃える。本体の凹凸部分を少なくして、フラットでスタイリッシュなデザインとしている。背面には3型約46万ドットの液晶モニターを備える。「J1」は本体にポップアップフラッシュを内蔵している。
以下、V1/J1シリーズに共通の特徴を順に見ていこう。
■新開発のレンズマウントとイメージセンサーを採用
両モデルには新開発のレンズマウントシステム「Nikon 1マウント」を採用した。今回カメラ本体の発売に合わせて、以下の専用レンズも発売される。
・標準ズームレンズ(約3倍)「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」/¥25,200(税込)/12月発売
・望遠ズームレンズ(約3.7倍)「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」/¥31,500(税込)/10月20日発売
・広角薄型単焦点レンズ「1 NIKKOR 10mm f/2.8」/¥31,500(税込)/10月20日発売
・望遠ズームレンズ(約10倍)「1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM」/¥99,750(税込)/10月20日発売
先述の通り、12月発売予定のマウントアダプター「FT1」(¥23,310/税込)を装着すれば、ニコン「Fマウント」のNIKKORレンズも使用できるようになる。
イメージセンサーも新開発の素子が採用された。両モデルに搭載されたスーパーハイスピードAF CMOSセンサーは、ニコンの「FX」「DX」に続く新フォーマットとして開発された「ニコンCXフォーマット」用のCMOSセンサー。有効画素数は10.1メガピクセル、撮像素子のサイズは13.2×8.8mm。
オートフォーカス機能は、合焦時間が短く、動体への追従性能にも優れる位相差AFと、低輝度に強いコントラストAFの2つを備えた「アドバンストハイブリットAFシステム」を採用し、様々な撮影条件で最適な合焦を可能にしている。またレンズ交換式デジタルカメラでは発表時点で世界初となる撮像面位相差AFを搭載し、高速AF性能を実現した。また約10コマ/秒の高速AF追従撮影も可能。AF固定時には約30コマ/秒、または約60コマ/秒の速さで高速連続撮影が可能だ。
常用撮像感度はISO100〜3200となり、マニュアル時に「Hi1」を選択することで「ISO6400相当」まで増感することが可能だ。
画像処理エンジンは従来の「EXPEED」をベースにNikon 1シリーズのために最適化した「EXPEED 3」を搭載。高速化と高性能化を同時に実現している。
静止画撮影は12bit RAWデータでの記録も行える。RAWとJPEGの同時記録も可能だ。
本体天面には静止画撮影用のボタンのほかに、独立した動画撮影用ボタンを設けた。動画撮影は最大1920×1080/60i・30pのフルHD動画撮影が可能。動画撮影時も自動AF/AEが連動する。フルHD動画ファイルの圧縮方式はH.264/MPEG-4 AVC、ファイル形式はMOV。本体にステレオマイクを内蔵しており、音声はAAC形式で記録される。V1は別売のステレオマイク「ME-1」が使用できる。本体にはHDMI端子を搭載しており、撮影した動画/静止画をテレビで再生して楽しめる。
静止画/動画の撮影モードの切り替えは、本体背面に設けられたダイヤルセレクターから行う。なお、動画撮影中に静止画シャッターを押せば16対9の画角の静止画が撮影できる。
Nikon 1シリーズに新設された撮影機能の一つに「モーションスナップショット」がある。背面のダイヤルセレクターから本モードを選択した状態で静止画シャッターのボタンを押すと、シャッターを切った瞬間の静止画と、その前後約1秒間のフルHD動画(1,920×1,080/16対9)が記録される。撮影したファイルには本体に内蔵した4種類のBGMを付けることができる。
撮影したファイルは約2.5秒間の動画スローモーション再生のあと、続いて3,840×2,160ピクセルの静止画が表示される。あらかじめBGMを設定しておけば、音楽と一緒に約10秒間再生することも可能だ。再生はカメラ本体のモニター上のほか、同社の画像共有/保存サービス「miPicturetown」に動画としてアップロードして楽しむこともできる。撮影した素材は、PC上でそれぞれの動画/静止画ファイルとして表示されるファイルを保存することも可能だ。
もう一つの新機能が「スマートフォトセレクター」。背面のダイヤルセレクターを本モードに設定した状態で静止画シャッターを切ると、ボタンを全押しした付近で最大20枚のショットを撮影する。撮影した20枚の画像からカメラが被写体の動きや構図を自動判別し、ベストショットと候補の4枚を合わせた最大5枚の静止画を記録する。再生時は5枚の候補画像からユーザーが任意のベストショットを選び、不要な画像を削除することも可能だ。
その他、おまかせシーンモードや顔認識オートフォーカス、撮影シーンや好みに合わせて画像の仕上がりを選択・調整できるニコン独自の「ピクチャーコントロール」、逆光でも見た目に近いきれいな画像が撮影できる「アクティブD-ライティング」など、撮影サポート機能も充実する。アクティブ方式の手ブレ補正機能も内蔵。またV1は振動式、J1は光学式のダスト軽減機能を搭載する。
■「Nikon 1でNo.1を目指す」 − ニコン&ニコンイメージングジャパン社長が宣言
21日に開催された新製品記者発表会では冒頭、(株)ニコン取締役社長兼社長執行役員の木村眞琴氏が挨拶した。
木村氏は、Nikon 1シリーズは従来のカテゴリを超え、デジタルの良さを磨き上げたカメラであることを強調。「人々が被写体に込めた思いまで、エモーショナルに表現することのできるカメラだ。今後、Nikon 1シリーズが世界の方々に愛されるよう、システムの拡充も図っていきたい」と意気込みを述べた。
(株)ニコンイメージングジャパン 取締役社長 兼 社長執行役員の五代厚司氏は、新製品「Nikon 1」シリーズの販売戦略を説明した。
新シリーズでは「既存の一眼ユーザー」を中心にした“買い増しニーズ”と、コンパクトデジタルカメラからの“ステップアップ”ニーズをターゲットにしていく。両ターゲットをしっかりと捉えることで、既存の上級一眼レフデジタルカメラの需要を引き上げられると五代氏は強調。また女性層のポテンシャルユーザーを開拓していくことも新シリーズの目標という。
五代氏はまた、従来のニコンのブランドイメージについても「これまでは『本物感』や『高品質』など、どちらかと言えばプロフェッショナル志向なニコンというイメージを頂戴してきたが、見方を変えれば、少しとっつきにくいイメージだったのかもしれない。Nikon 1シリーズの発表とともに、“革新的・親しみ”といったイメージも徐々に獲得し、幅広いユーザーから支持を集められるブランドにしていきたい」とした。
全ての市場ニーズを満たす「Nikon 1」シリーズを旗印に、“レンズ交換式アドバンスドカメラ”市場を創出していくと五代氏はアピール。「デジタル一眼だけでなく、レンズ交換式の小型カメラでも、ワールドワイドにナンバーワンのポジション確立を目指す。“Nikon 1でNo.1”が私たちのスローガンだ」と述べた。
【問い合わせ先】
ニコン カスタマーサポートセンター ナビダイヤル
TEL/0570-02-8000
- ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
- ブランドNIKON
- 型番NIKON 1 V1
- 発売日2011年10月20日
- 価格¥OPEN(予想実売価格105,000円前後)
【SPEC】●レンズマウント:ニコン1マウント ●有効画素数:10.1メガ ●撮像素子:13.2×8.8mm CMOSセンサー ●外形寸法:約113W×76H×43.5Dmm ●質量:約294g(本体のみ)
- ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
- ブランドNIKON
- 型番NIKON 1 J1
- 発売日2011年10月20日
- 価格¥OPEN(予想実売価格70,000円前後)
【SPEC】●レンズマウント:ニコン1マウント ●有効画素数:10.1メガ ●撮像素子:13.2×8.8mm CMOSセンサー ●外形寸法:約106W×61H×29.8Dmm ●質量:約234g(本体のみ)