ホームAV製品新モデルやSTEEZもアピール
<CEATEC>目の前に地図が浮かんで見える! パイオニア“AR HUD”に長蛇の列
本日より開幕したCEATEC JAPAN 2011。本項ではパイオニアブースのようすをお伝えしよう。
■目の前に地図が浮かんで見える!“AR HUD”に長蛇の列
パイオニアが提案する次世代車載用ディスプレイ「AR HUD」は、光源にRGBレーザーを採用し、独自の光学設計を採用することで、フロントガラス前方1.5m程の空間に映像を浮かせて表示できるというもの。AR技術を組み合わせることで、目の前の風景にナビゲーションなどさまざまな情報を重ねて表示し、直感的に情報を把握できるのが特徴となっている。パイオニアブースの中心近くに設けられた体験ゾーンには、視聴を希望する人で長蛇の列ができていた。
昨年のCEATECにも参考出展されていたが(関連ニュース)、このときより全体的な小型化を実現したことと、スマートフォン連携機能を備えたことが進化ポイントだ。
スマートフォンと連携し、地図情報をはじめドライブに必要な情報をディスプレイ部に表示させることが可能。情報はスマートフォンのものをそのまま表示するのではなく、HUDで見やすいよう再構築して表示させるのだという。「そのまま表示させると運転の邪魔になってしまう場合がある。走行中でも見やすく分かりやすいよう再構築する」(同社説明員)。
AR HUDは2012年度内に発売を予定しているとのことだ。
■薄型AVアンプ&サブウーファーやHVTスピーカーなどを訴求
ホームAVゾーンでは、ネットワーク機能も備えた薄型AVアンプ「VSX-S500」、HVT方式スピーカー“SOUND WING”「S-HV500-LR」など2011年秋に発売する新製品が展示されている。
「VSX-S500」は筐体サイズ435W×85H×317Dmm、質量4.3kgの薄型・軽量モデルながらネットワーク機能を備える6ch AVアンプ。LAN端子を備え、ネットワーク機能も搭載。DLNA1.5に準拠し、ネットワーク内にあるPCやNASに保存した音楽ファイルを再生することができる。対応フォーマットはMP3/MPEG4-AAC/WMAに加え、WAV(96kHz/24bit)、FLAC(96kHz/24bit)。インターネットラジオを楽しむことも可能だ。USB端子も備え、iPod/iPhoneをデジタル接続して高音質に再生できる。
ブースの一角では「VSX-S500」と既に発売中のパッシブサブウーファー「S-SLW500」を組み合わせて設置している。こちら、遠目から見たときは1台のAVアンプだと思っていたのだが、近づいてみるとAVアンプとサブウーファーの組み合わせだったことに驚いた。これまでのAVアンプ1台分のスペースに、サブウーファーまで置けてしまう設置性の高い製品と言えるだろう。また、「HVT方式」のスピーカーを採用した「S-HV500-LR」の薄さ・小ささもぜひ体感してみていただきたい。
そのほか、AirPlay対応のネットワークAVコンポ「X-SMC5-K」と、CD/DVDやiPod/iPhone/USBメモリー、FMラジオなどの再生に対応したiPodドック付きAVコンポ「X-SMC2-W」、低音再生力を強化した“BASS HEAD”シリーズのヘッドホン「SE-MJ551」とカナル型イヤホン「SE-CL721」なども展示されていた。
■“STEEZ”も強力にアピール
先日立ち上げたダンサー向けブランド“STEEZ”を、CEATECのブースでも強力にアピールしている。製品展示はもちろんのこと、ブース中央のステージでダンサーによるダンスバトルを実施。ブランドネーム、製品、そしてSTEEZを使って実現する”カッコよさ”を、実際に体感できるしかけとなっている。
■テレビとテーブルを使ってデータを見られる“コミュニケーションテーブル”
続いてブースで多くの注目を集めていたのは、52V型のタッチパネル液晶を搭載し様々な情報・コンテンツを表示/編集できる“コミュニケーションテーブル”だ。
こちらは電子書籍や写真、動画などの表示したデータをカード(紙)のように指先で操作できるのが特徴。回転や移動はもちろん、マルチタッチにも対応しており拡大や縮小も可能。データをテレビなどのモニターに向かってスッと投げると、そちらに表示されるなど、直感的な操作ができるのが特徴だ。
ディスプレイの上にスマートフォンやタブレットを置くと、Wi-Fi経由で写真を簡単に送受信可能。また、TransferJetにも対応しており、対応機器を置くだけでデータ読み込みが可能だ。
テーブル脇にはUSB端子や、紙資料を読み込むスキャナーなどを備えている。
なお、こちらは既に「WWS-DT101」として今年7月下旬から業務用で販売を開始している。ゆくゆくはコンシューマー向けにも発売を予定しているとのこと。ただし時期や価格は未定。「コンシューマー向けに発売する場合は、ディスプレイとテーブル部をフルフラットにするなどの工夫が必要だろう。登場までにもう少し時間がかかるかもしれない」(同社説明員)とのことだ。
■カーナビ新モデルや非接触充電システム参考出展など
駐車するだけで充電ケーブルやプラグを使わずに充電できる「非接触充電システム」を参考出品している。汚れたケーブルを触らずすんだり、夜遅く帰って暗い車庫でケーブルを探さなくて良いのがメリットだ。約7〜8時間で満充電になるとのこと。ケーブル接続充電と比べて80%ほどの効率実現を目指しているという。昨年のCEATECでも参考出展されていたが(関連ニュース)、大幅に小型化したことに加え、スマートフォンやタブレットとの連携機能を追加したのが進化ポイント。充電状況(パーセンテージや充電時間)、駐車位置表示などの情報を確認することができる。
こちらはEV車が本格的に普及し始めるタイミングに合わせて市場投入を予定。「数年後になるのでは」(同社説明員)とのことだ。
■サイクルナビゲーション
アスリート向けの高機能「サイクルコンピューター・ペタリングモニタセンサー」と、一般サイクリスト向けの、自転車で街を散策する“ポタリング”を楽しむためのGPS センサーと地図データを搭載した「サイクルナビゲーション」を提案している。
こちらはGPSを内蔵したデバイスと車輪の回転数を解析するセンサーのセット。車輪の回る速さなどのデータを計測・記録してくれ、リアルタイムでグラフィカルに表示できる。
GPSセンサーによるナビゲーション機能を備え、目的地の設定もできるが「いかに速く目的地に着くかではなく、サイクリングを楽しんでもらうためのもの」というコンセプトのもと、散策に適した周辺検索やスポット紹介などを行うのが特徴だ。
「走行距離や時間、ペダル回転数を計測して楽しくダイエットできるプログラムなども用意している。自転車は乗るとワクワクするもの、新しい発見ができるもの。思いがけないところにあった公園を見つけて、そこにフラリと立ち寄ったりするととても心が楽しくなると思う。サイクルナビゲーションでそういう楽しみを味わってもらいたい」(本製品企画者のひとり・碓井純一氏)。
■目の前に地図が浮かんで見える!“AR HUD”に長蛇の列
パイオニアが提案する次世代車載用ディスプレイ「AR HUD」は、光源にRGBレーザーを採用し、独自の光学設計を採用することで、フロントガラス前方1.5m程の空間に映像を浮かせて表示できるというもの。AR技術を組み合わせることで、目の前の風景にナビゲーションなどさまざまな情報を重ねて表示し、直感的に情報を把握できるのが特徴となっている。パイオニアブースの中心近くに設けられた体験ゾーンには、視聴を希望する人で長蛇の列ができていた。
昨年のCEATECにも参考出展されていたが(関連ニュース)、このときより全体的な小型化を実現したことと、スマートフォン連携機能を備えたことが進化ポイントだ。
スマートフォンと連携し、地図情報をはじめドライブに必要な情報をディスプレイ部に表示させることが可能。情報はスマートフォンのものをそのまま表示するのではなく、HUDで見やすいよう再構築して表示させるのだという。「そのまま表示させると運転の邪魔になってしまう場合がある。走行中でも見やすく分かりやすいよう再構築する」(同社説明員)。
AR HUDは2012年度内に発売を予定しているとのことだ。
■薄型AVアンプ&サブウーファーやHVTスピーカーなどを訴求
ホームAVゾーンでは、ネットワーク機能も備えた薄型AVアンプ「VSX-S500」、HVT方式スピーカー“SOUND WING”「S-HV500-LR」など2011年秋に発売する新製品が展示されている。
「VSX-S500」は筐体サイズ435W×85H×317Dmm、質量4.3kgの薄型・軽量モデルながらネットワーク機能を備える6ch AVアンプ。LAN端子を備え、ネットワーク機能も搭載。DLNA1.5に準拠し、ネットワーク内にあるPCやNASに保存した音楽ファイルを再生することができる。対応フォーマットはMP3/MPEG4-AAC/WMAに加え、WAV(96kHz/24bit)、FLAC(96kHz/24bit)。インターネットラジオを楽しむことも可能だ。USB端子も備え、iPod/iPhoneをデジタル接続して高音質に再生できる。
ブースの一角では「VSX-S500」と既に発売中のパッシブサブウーファー「S-SLW500」を組み合わせて設置している。こちら、遠目から見たときは1台のAVアンプだと思っていたのだが、近づいてみるとAVアンプとサブウーファーの組み合わせだったことに驚いた。これまでのAVアンプ1台分のスペースに、サブウーファーまで置けてしまう設置性の高い製品と言えるだろう。また、「HVT方式」のスピーカーを採用した「S-HV500-LR」の薄さ・小ささもぜひ体感してみていただきたい。
そのほか、AirPlay対応のネットワークAVコンポ「X-SMC5-K」と、CD/DVDやiPod/iPhone/USBメモリー、FMラジオなどの再生に対応したiPodドック付きAVコンポ「X-SMC2-W」、低音再生力を強化した“BASS HEAD”シリーズのヘッドホン「SE-MJ551」とカナル型イヤホン「SE-CL721」なども展示されていた。
■“STEEZ”も強力にアピール
先日立ち上げたダンサー向けブランド“STEEZ”を、CEATECのブースでも強力にアピールしている。製品展示はもちろんのこと、ブース中央のステージでダンサーによるダンスバトルを実施。ブランドネーム、製品、そしてSTEEZを使って実現する”カッコよさ”を、実際に体感できるしかけとなっている。
■テレビとテーブルを使ってデータを見られる“コミュニケーションテーブル”
続いてブースで多くの注目を集めていたのは、52V型のタッチパネル液晶を搭載し様々な情報・コンテンツを表示/編集できる“コミュニケーションテーブル”だ。
こちらは電子書籍や写真、動画などの表示したデータをカード(紙)のように指先で操作できるのが特徴。回転や移動はもちろん、マルチタッチにも対応しており拡大や縮小も可能。データをテレビなどのモニターに向かってスッと投げると、そちらに表示されるなど、直感的な操作ができるのが特徴だ。
ディスプレイの上にスマートフォンやタブレットを置くと、Wi-Fi経由で写真を簡単に送受信可能。また、TransferJetにも対応しており、対応機器を置くだけでデータ読み込みが可能だ。
テーブル脇にはUSB端子や、紙資料を読み込むスキャナーなどを備えている。
なお、こちらは既に「WWS-DT101」として今年7月下旬から業務用で販売を開始している。ゆくゆくはコンシューマー向けにも発売を予定しているとのこと。ただし時期や価格は未定。「コンシューマー向けに発売する場合は、ディスプレイとテーブル部をフルフラットにするなどの工夫が必要だろう。登場までにもう少し時間がかかるかもしれない」(同社説明員)とのことだ。
■カーナビ新モデルや非接触充電システム参考出展など
駐車するだけで充電ケーブルやプラグを使わずに充電できる「非接触充電システム」を参考出品している。汚れたケーブルを触らずすんだり、夜遅く帰って暗い車庫でケーブルを探さなくて良いのがメリットだ。約7〜8時間で満充電になるとのこと。ケーブル接続充電と比べて80%ほどの効率実現を目指しているという。昨年のCEATECでも参考出展されていたが(関連ニュース)、大幅に小型化したことに加え、スマートフォンやタブレットとの連携機能を追加したのが進化ポイント。充電状況(パーセンテージや充電時間)、駐車位置表示などの情報を確認することができる。
こちらはEV車が本格的に普及し始めるタイミングに合わせて市場投入を予定。「数年後になるのでは」(同社説明員)とのことだ。
■サイクルナビゲーション
アスリート向けの高機能「サイクルコンピューター・ペタリングモニタセンサー」と、一般サイクリスト向けの、自転車で街を散策する“ポタリング”を楽しむためのGPS センサーと地図データを搭載した「サイクルナビゲーション」を提案している。
こちらはGPSを内蔵したデバイスと車輪の回転数を解析するセンサーのセット。車輪の回る速さなどのデータを計測・記録してくれ、リアルタイムでグラフィカルに表示できる。
GPSセンサーによるナビゲーション機能を備え、目的地の設定もできるが「いかに速く目的地に着くかではなく、サイクリングを楽しんでもらうためのもの」というコンセプトのもと、散策に適した周辺検索やスポット紹介などを行うのが特徴だ。
「走行距離や時間、ペダル回転数を計測して楽しくダイエットできるプログラムなども用意している。自転車は乗るとワクワクするもの、新しい発見ができるもの。思いがけないところにあった公園を見つけて、そこにフラリと立ち寄ったりするととても心が楽しくなると思う。サイクルナビゲーションでそういう楽しみを味わってもらいたい」(本製品企画者のひとり・碓井純一氏)。