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パイオニア、長期保存性を高める業務用BDライター − 光ディスクアーカイブ事業アライアンスも立ち上げ

公開日 2012/09/26 18:22 ファイル・ウェブ編集部
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パイオニア(株)は、専用アーカイブディスクに高品位記録ができる業務用BDライター「BDR-PR1M」「BDR-PR1MA」を11月上旬より発売する。価格はオープンだが、「BDR-PR1M」は22万円前後、「BDR-PR1MA」は11万円前後での販売が予想される。

BDR-PR1M/BDR-PR1MA(外観は共通)

両機は、記録特性を合わせた専用アーカイブディスク(BD/DVD/CD)を使用することにより、高い記録品質と長期保存特性(同社実験によると50年超の寿命推定)を実現するというのが特徴。三菱化学メディア(株)が9月に発売する、業務用100GBのBDXLディスクにも対応している。

また、厳選された光学ピックアップを採用し、一定倍速でディスクに記録(CLV記録)することにより、記録品質のばらつきを抑えるとのこと。

特に「BDR-PR1M」は、ディスク作成後に記録品質をチェックできる検査機能を搭載。JIIMA策定の長期保存ガイドラインに準拠したディスクの品質管理が可能だ。

筐体の耐久性にも配慮。ダストシールド構造によりドライブ内部への塵埃の流入を防ぎ、民生用モデルに比べ3倍の塵埃耐久性を実現。トレー機構部の耐久性も向上させたという。


■光ディスクアーカイブ事業アライアンス「OPARG」始動

パイオニア(株)、三菱化学メディア(株)、ビクターアドバンストメディア(株)の3社は、JIIMAガイドラインに準拠した光ディスクアーカイブについての事業アライアンスを推進し、「オプティカル・アーカイブ・グループ(OPARG)」を立ち上げたことを発表した。

OPARGのロゴマーク

OPARGは、JIIMAガイドラインに準拠した長期保存システムに関するソリューション提案や、互換性を高めるための検証と統一ロゴマークの採用などをおこなう。上記の業務用BDライター向けの専用アーカイブディスクなども、参加企業から発売される。

なお、ASACA/EPSON/INCOM Storage/NETZON/PDO Europe/PoINT Software & Systems/RIMAGE/ビフレステック/ディジタル・ストリームス/UNITEXもOPARGへの賛同を表明しており、今後OPARGにより構築されるデジタルアーカイブの枠組みに沿った仕様やシステム構成、アプリケーション環境のトータルソリューション提案などで普及促進をおこなっていくとのことだ。

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