「究極のホームエンタメを体験可能」
「MHL 3.0」国内初のデモ − 60GHz帯を使ったワイヤレスMHL技術も紹介
MHLコンソーシアムは、4Kに対応したMHL 3.0を始めとしたMHL規格の説明会を開催。MHL, LLCプレジデントのRob Tobias(ロブ・トバイアス)氏がMHLを取り巻く状況などを紹介したほか、機器メーカー各社によるデモも披露され、スマートフォンからの信号をワイヤレスでテレビに映し出すMHLドングルの試作機なども参考展示された。
■MHLで「究極のホームエンタテイメントを体験可能」
MHL(Mobile High definition Link)は、モバイル機器向けの高速信号伝送用インターフェース規格。現在は主にスマートフォンやタブレットとテレビなどを接続して、大画面でスマートフォン内のコンテンツを視聴するなどといった用途に活用されている。
最新バージョンのMHL 3.0(関連ニュース)では、4K/30p(2160p)映像の伝送をサポート。オーディオやビデオの伝送と同時に使用できるハイスピードデータチャネルも確保している。また、HDCP 2.2もサポートするほか、音声面ではDolby TrueHDとDTS-HDの7.1ch音声に対応した。
また、テレビなどからスマホ/タブレットへの電力供給性能も10Wまで向上。タッチスクリーン、キーボード、マウスなどの周辺機器をサポートするリモートコントロールプロトコル(RCP)の改善も行っている。
Rob Tobias氏は、電力供給性能へのニーズも高かったと説明。スマホ/タブレットを充電しながら大画面で動画やゲームを楽しめるメリットや、音声面でDolby TrueHDとDTS-HDに対応したことなどに言及しながら「MHLを使えば究極のホームエンタテイメントを体験可能だ」とアピールした。
なお、次の世代となる「MHL 4.0」については「新バージョンの発表予定などを事前にアナウンスすることはない」としながらも、「今後のニーズを考えると、より高いデータレート、解像度が求められるので、その流れを汲んだものになっていくだろう」とした。
■ソニー/東芝/シャープなど各社がデモ − ワイヤレス伝送ソリューションも
「2011年に最初のMHL対応商品が登場して以来、今までに200社以上から5億台超のMHL対応製品が発売されている」と紹介。モバイル機器だけでなくプロジェクターやAVアンプなどホームシアター製品にも採用例が増えていることも紹介するとともに、「ソニーのヘッドマウントディスプレイや、それ以外にも飛行機用だったりフィットネスなど、当初考えていなかったようなアイディアが出てきている」と、世界各国で広くMHLが受け入れられていると説明する。
そして「少し前までは、携帯電話といえば通話やメールが中心だった。しかしスマホ、およびMHL規格が登場して、新しい携帯電話の使い方が出てきた。つまり、MHLによってスマートフォンがポケットのなかのPCになった」とコメントする。
そしてこの点については、「MHLによってスマホがPCに進化したとも言えるのではないか」と語り、OSやプロセッサーなどを搭載しないノートPCのような機器とスマートフォンとをMHLで接続するという使い方も紹介。特にインドや中国などの新興国で多い利用方法だとのことで、「最初のPCがスマートフォンであるという人は多い」と説明した。
また、「それだけでなく、ゲーム機、車載情報機器の親機、STBのようにもスマートフォンを使えるようになった」ともコメント。ソニーが海外で展開している、テレビをスマートテレビ化するスティック型端末などを紹介する。
加えて、会場では、シリコンイメージがスマホからの信号をワイヤレスでテレビなどに送信できるドングル端末なども展示。様々な活用方法の余地があることもアピールしていた。
なお、同製品ではスマホなどからの信号を60GHz帯を利用してワイヤレス送信。テレビ側に接続した受信用アダプターに信号を送る。有線で接続したときと同様に、DRMのかかった動画なども再生できるという。
そのほかにも会場ではソニーがXperia ZとBRAVIA「X9200B」との組み合わせでの4K上映デモを行っていたり、東芝がREGZA「50G9」、シャープはAQUOS「LC-60XL10」でゲームやフルHD映像再生のデモを実施していた。
なお、MHLでスマホ/タブレットをテレビと接続している場合、動画の早送りを始めとした各種操作をテレビのリモコンで行うこともできる。こうした点についてのデモも体験することができた。
■MHLで「究極のホームエンタテイメントを体験可能」
MHL(Mobile High definition Link)は、モバイル機器向けの高速信号伝送用インターフェース規格。現在は主にスマートフォンやタブレットとテレビなどを接続して、大画面でスマートフォン内のコンテンツを視聴するなどといった用途に活用されている。
最新バージョンのMHL 3.0(関連ニュース)では、4K/30p(2160p)映像の伝送をサポート。オーディオやビデオの伝送と同時に使用できるハイスピードデータチャネルも確保している。また、HDCP 2.2もサポートするほか、音声面ではDolby TrueHDとDTS-HDの7.1ch音声に対応した。
また、テレビなどからスマホ/タブレットへの電力供給性能も10Wまで向上。タッチスクリーン、キーボード、マウスなどの周辺機器をサポートするリモートコントロールプロトコル(RCP)の改善も行っている。
Rob Tobias氏は、電力供給性能へのニーズも高かったと説明。スマホ/タブレットを充電しながら大画面で動画やゲームを楽しめるメリットや、音声面でDolby TrueHDとDTS-HDに対応したことなどに言及しながら「MHLを使えば究極のホームエンタテイメントを体験可能だ」とアピールした。
なお、次の世代となる「MHL 4.0」については「新バージョンの発表予定などを事前にアナウンスすることはない」としながらも、「今後のニーズを考えると、より高いデータレート、解像度が求められるので、その流れを汲んだものになっていくだろう」とした。
■ソニー/東芝/シャープなど各社がデモ − ワイヤレス伝送ソリューションも
「2011年に最初のMHL対応商品が登場して以来、今までに200社以上から5億台超のMHL対応製品が発売されている」と紹介。モバイル機器だけでなくプロジェクターやAVアンプなどホームシアター製品にも採用例が増えていることも紹介するとともに、「ソニーのヘッドマウントディスプレイや、それ以外にも飛行機用だったりフィットネスなど、当初考えていなかったようなアイディアが出てきている」と、世界各国で広くMHLが受け入れられていると説明する。
そして「少し前までは、携帯電話といえば通話やメールが中心だった。しかしスマホ、およびMHL規格が登場して、新しい携帯電話の使い方が出てきた。つまり、MHLによってスマートフォンがポケットのなかのPCになった」とコメントする。
そしてこの点については、「MHLによってスマホがPCに進化したとも言えるのではないか」と語り、OSやプロセッサーなどを搭載しないノートPCのような機器とスマートフォンとをMHLで接続するという使い方も紹介。特にインドや中国などの新興国で多い利用方法だとのことで、「最初のPCがスマートフォンであるという人は多い」と説明した。
また、「それだけでなく、ゲーム機、車載情報機器の親機、STBのようにもスマートフォンを使えるようになった」ともコメント。ソニーが海外で展開している、テレビをスマートテレビ化するスティック型端末などを紹介する。
加えて、会場では、シリコンイメージがスマホからの信号をワイヤレスでテレビなどに送信できるドングル端末なども展示。様々な活用方法の余地があることもアピールしていた。
なお、同製品ではスマホなどからの信号を60GHz帯を利用してワイヤレス送信。テレビ側に接続した受信用アダプターに信号を送る。有線で接続したときと同様に、DRMのかかった動画なども再生できるという。
そのほかにも会場ではソニーがXperia ZとBRAVIA「X9200B」との組み合わせでの4K上映デモを行っていたり、東芝がREGZA「50G9」、シャープはAQUOS「LC-60XL10」でゲームやフルHD映像再生のデモを実施していた。
なお、MHLでスマホ/タブレットをテレビと接続している場合、動画の早送りを始めとした各種操作をテレビのリモコンで行うこともできる。こうした点についてのデモも体験することができた。