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小型・薄型デザインで設置性を高める

中村製作所、AV機器用のアイソレーション・トランス「デジナイザ」

公開日 2015/05/29 19:47 編集部:小野佳希
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中村製作所は、小型・薄型デザインでテレビと壁との間などにも設置できるようにすることによって、ホームシアター用途を意識した電源アイソレーション・トランス“DIGINAIZER(デジナイザ)”「NZT-0600」を6月12日に発売する。価格はオープンだが9万円前後での実売が予想される。

“DIGINAIZER(デジナイザ)”「NZT-0600」

小型・薄型設計を採用して設置性を高めた点が特徴。縦置き(壁かけ)・水平置き・横置きと自由に設置でき、例えば、薄型テレビの場合は本体背面、壁との空間になっているスペースに縦置き設置するなどといった使い方ができる。こうした設置性の高さによって、オーディオ機器で使用されるアイソレーショントランスを、AV機器にも使えるようにした。なお、アイソレーショントランス自体は別項でレビューしている“炊飯器用電源トランス”(関連ニュース)と同じものを使用しているという。

テレビ本体への電力供給だけでなく、CD/DVD/BDプレーヤーなどにも最大100VAのクリーンな電力を供給可能。運用コストは接続機器分を除きおよそ月/16 円(1日7時間使用の場合)で、また、パッシブ素子が主体なため「故障・トラブルの発生はほとんどない」としている。なお、商品名の「デジナイザ」は、デジタルノイズが無いことを表した造語だという。また、公式サイトでは「テレビ画キレイ音!(てれびがきれいね)」というキャッチコピーで製品をアピールしている。

同社では、「デジタル機器の普及拡大と高性能化が急速に進んでいる中、家庭における電源事情の悪化はピュアオーディオ分野に限らず問題になるほどだ」と、製品開発の背景を説明。「このような状況に対し、従来の医療機器・オーディオ機器用アイソレーショントランスと同様な新しいトランスを開発しテレビ視聴やブルーレイ・DVD での映画鑑賞などに有効に作用するよう設計・開発をした」としており、「特にDC/ACコンバータノイズが多い太陽光発電住宅・都市部の高層マンションの集合住宅などで有効」だと説明している。

外形寸法は170W×90H×270Dmmで、質量が約7.7kg。1.5mの入力電源ケーブルと、縦置き使用時の転倒防止のための板が付属する。

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