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野外フェスやライブなどにも

Westone、耳型にあわせて作る2.5万円の耳栓。ユニバーサルも用意、フィルターで効果調整可能

公開日 2015/07/13 16:29 編集部:風間雄介
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テックウインド(株)は、米Westoneのイヤープラグ(耳栓)「TRUイヤープラグ」シリーズを7月18日に発売する。

「TRUイヤープラグ」シリーズは3種類が用意されている。いずれも、音を完全に遮蔽するのではなく、イヤープラグに装着したフィルターを通して不要な音域だけ低減するという構造となっている。上位2機種はフィルター交換が可能で、場所やシーンにあわせてフィルターを変えることで、カットする帯域を変更できる。

たとえば野外フェスやライブ会場といった大音量の空間や、旅行時の機内、勉強や仕事に集中したいときなど、用途に合わせてフィルターを使い分けると、本製品の実力をさらに発揮できる。

またシリーズ3製品は、イヤープラグを挿入したときに、自分の声がくぐもる「外耳道閉鎖効果」がほとんどないのだという。本製品をすでに愛用している、LOUDNESSのボーカル、二井原 実氏は「骨伝導で伝わった自分の声がクリアに聞こえ、ヴォイスコントロールやピッチコントロールが容易になる」と高く評価している。

国内初の耳型にあわせて作るイヤープラグ

最上位機は国内初となる、耳型にあわせて作成する「TRUカスタムイヤープラグ」。価格はオープンだが、24,800円前後での販売が予想される。耳型採取代金は別途必要で、Westoneカスタムイヤホン販売店のみの取り扱いとなる。

「TRUカスタムイヤープラグ」

素材は補聴器にも使用されるシリコン素材。カラバリは16色が用意されている。

カラバリは16色が用意されている

フィルターは「WM10」「WM16」「WM20」「WM25」より1種類を選択する。別売りフィルターは各7,980円で用意されており、交換できる。

フィルター交換可能なユニバーサルモデル

ユニバーサルモデルの上位機「Westone TRU プロフェッショナル」は市場想定売価が11,800円。カラーはスモークのみ。ステージ上での使用やコンサートスタッフ用に開発されたモデルだ。

「Westone TRU プロフェッショナル」

フィルター交換が可能で、16dBを低減する「WM16」と25dBを低減する「WM25」が付属している。そのほか、TRUカスタムと同様に「WM10」「WM20」を別途購入して付け替えることもできる。

フェスやコンサートなどに適したユニバーサルモデル

最も安価なユニバーサルモデル「TRU レクリエーショナル」はピンク/ブルー/スモークの3種類のカラバリを用意。市場想定売価は3,980円。フィルター交換はできず、20dB低減の固定フィルターモデルとなる。

「TRU レクリエーショナル」

テックウインドによると、Westoneが拠点を構えるアメリカでは近年、「Noise Pollution(騒音汚染、騒音公害)」が問題になっているのだという。騒音性難聴や音響外傷を予防するため、アメリカではEPA(米国環境保護庁)がイヤープラグを使って騒音から耳を守ることを推奨。今回のTRUイヤープラグシリーズは、このEPAの防音性能を満たしているという。

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