東芝、IPSパネル採用の4K/HDR対応レグザ「Z700X」

今回からの新機能として、現在地デジで何が放送されているのかをリアルタイムでチェックできる「まるごとチャンネル」を搭載。逆L字型に地デジ6ch分がサムネイル表示され、裏番組がどんな内容で放送しているのかを確認できる。

同機能用に専用ボタンをリモコンに装備。なお、サムネイルはパラパラ漫画のように1秒間に2枚ずつ更新される。

ゲーム用の表示モード「4Kゲーム・ターボ」機能も装備。ゲームに必要な高画質処理を行いつつ、約0.6フレーム（約10msec）の低遅延表示を実現した。なお、120Hz入力対応/遅延約0.83msecの「4Kゲーム・ターボ プラス」ではない点もZ20Xとの違い。

そのほか、左右のスタンドの幅をZ20Xよりも若干縮小。これにより設置性を向上させている。また、地デジ/BS/110度CSチューナーをそれぞれ3傷付搭載。番組を見ながら放送中の2番組をUSB-HDDに録画できる「BSも地デジも3チューナーW録」に対応している。加えて、同時時間帯に録画する2番組のチャプター分割にも対応している。

■音声面にも配慮/ネット動画は新たにdTVにも対応

音質面ではラビリンスバスレフ型のボックス構造や独自のイコライザーなどによる「レグザパワーオーディオシステム」を採用。「レグザサウンドイコライザーアドバンス」に加え、「クリア音声」機能も備えることで、音声をさらに聞き取りやすくしたという。

別売の“レグザサウンドシステム”「RSS-AZ55」との連携にもZ20X同様に対応。“レグザサウンドシステム”と本機の内蔵スピーカーの両方を利用してシンクロ動作させる「シンクロドライブ方式」によって、迫力と繊細感のある音を再現するとしている。

なお、本機の内蔵スピーカーはZ20Xとは違ってトゥイーターを搭載しない。シンクロドライブ方式利用時には、高音域の帯域をテレビ内蔵スピーカー、中低音域をレグザサウンドシステムが受け持って動作する。

なお同社では本機の発売を記念し、Z700X、タイムシフトマシン用の純正USB-HDD、レグザサウンドシステムの3点を購入したユーザーに3万円キャッシュバックするキャンペーンを実施。期間は本日4月19日から5月31日までで、対象商品を同一の販売店で購入した場合に応募できる。対象となるUSB-HDDは「THD-500D2」「THD-250D2」の2モデル。

そのほかインターネット機能では、Netflixなどの動画配信サービスに対応。今回から新たにdTVにも対応した。動画サービスはNetflix/YouTube/dTV/DMM.com/TSUTAYA TV/クランクイン！ビデオ/U-NEXTに対応している。

本日同社は製品発表会を開催。会場にはレグザエンジンHDR PROを4基並列動作させて駆動させた8Kディスプレイも参考展示されていた。詳しい仕様は非公表だが「まだレグザエンジンHDRプロで動いた、という段階。エンジンが持つ高画質化技術などはまだ適用されていない状態の機体」（説明員）とのことだった。

発表会の詳細は追ってレポートする。