「ATH-MSR7SE」も
<IFA>オーディオテクニカ、約2,200ユーロの開放型ハイエンドヘッドホン「ATH-ADX5000」
オーディオテクニカは「IFA2017」の会場で、注目の新製品を展示している。
1つは開放型ヘッドホンの最上位機となる「ATH-ADX5000」で、もう1つは定番モデル「ATH-MSR7」のスペシャルエディション「ATH-MSR7SE」だ。いずれも香港オーディオショウで展示されたモデルだが、当サイト取材班は今回初めて実物を見ることができた。
■開放型ヘッドホンの最上位機「ATH-ADX5000」
まずはATH-ADX5000について見ていこう。発売時期は未定だが、欧州での販売価格は2,190ユーロ程度になる見込みという。現在のレートで単純計算すると28万円程度で、非常に高価な製品だ。
だが本機の仕様を見て、実際に製品を装着し、その音を確認してみると、高価なだけのことはある、と感じた。開放型のため外音が入ってきてしまい、厳密な試聴はできないが、それでも本機のポテンシャルの高さが十分感じられた。
本機には58mmのドライバーを搭載し、パーメンジュールマグネット回路を備えている。また振動板には、タングステンコーティングを施して剛性を高めた。なお、ドライバーユニットは不要振動を抑えるよう取り付け方を工夫している。
本機の技術的なハイライトは「コアマウントテクノロジー」という新技術で、これにより再生音のレンジを広げている。またイヤーカップの、ハニカム形状のパンチングメタルも音質向上に役立てているようだ。
装着性については、アルカンターラ素材をイヤーパッドなどに採用。ヘッドバンド部も柔らかかつ剛性があり、アルカンターラ仕上げ。装着すると、頭部へ自然にフィットする感覚が得られた。
■人気モデルのスペシャルエディション「ATH-MSR7SE」
定番モデルとなっている「ATH-MSR7」のスペシャルエディションが「ATH-MSR7SE」だ。特別版だけに、価格もATH-MSR7よりは高めの設定になりそうとのこと。なお本機は数量限定での販売となる。
まず本機を見て気づくのは、特別なカラーリングを採用していることだ。ネイビーととゴールドリングの組み合わせで、高級感がある美しいコンビネーションだ。
外観だけでなく仕様も異なっており、ドライバーのサイズは45mmと同様だが、SEモデルの振動板は「Diamond-like carbon(DLC)」でコーティングされ、剛性を高めている。
またイヤーパッドやヘッドバンドには、非常にソフトな形状記憶フォームが用いられ、装着性を向上させている。さらに6N-OFCケーブルも付属する。
■ブースは「アナログ」と「ワイヤレス」の2テーマ
オーディオテクニカのブース内は、大きく「アナログ」と「ワイヤレス」の2テーマに分かれ、展示構成もそのテーマに沿っている。
ワイヤレスコーナーでは、今回が欧州初披露となった「ATH-AR5BT」や「ATH-CKR75BT」などをアピールしていた。
また「ピュアデジタルドライブ」が特徴の「ATH-DSR9BT」「ATH-DSR7BT」についても大きなスペースを割き、デジタルで受け、デジタルで駆動する先進性をアピールしていた。
アナログコーナーでは、日本でもすでに展開しているターンテーブル「AT-LP5」「AT-LP3」などを展示。ヘッドホンでアナログレコードの音を確かめることができた。欧州では「オーディオテクニカと言えばアナログ」というイメージを持っている人が多く、それもあってこのような展示になっているのだという。
1つは開放型ヘッドホンの最上位機となる「ATH-ADX5000」で、もう1つは定番モデル「ATH-MSR7」のスペシャルエディション「ATH-MSR7SE」だ。いずれも香港オーディオショウで展示されたモデルだが、当サイト取材班は今回初めて実物を見ることができた。
■開放型ヘッドホンの最上位機「ATH-ADX5000」
まずはATH-ADX5000について見ていこう。発売時期は未定だが、欧州での販売価格は2,190ユーロ程度になる見込みという。現在のレートで単純計算すると28万円程度で、非常に高価な製品だ。
だが本機の仕様を見て、実際に製品を装着し、その音を確認してみると、高価なだけのことはある、と感じた。開放型のため外音が入ってきてしまい、厳密な試聴はできないが、それでも本機のポテンシャルの高さが十分感じられた。
本機には58mmのドライバーを搭載し、パーメンジュールマグネット回路を備えている。また振動板には、タングステンコーティングを施して剛性を高めた。なお、ドライバーユニットは不要振動を抑えるよう取り付け方を工夫している。
本機の技術的なハイライトは「コアマウントテクノロジー」という新技術で、これにより再生音のレンジを広げている。またイヤーカップの、ハニカム形状のパンチングメタルも音質向上に役立てているようだ。
装着性については、アルカンターラ素材をイヤーパッドなどに採用。ヘッドバンド部も柔らかかつ剛性があり、アルカンターラ仕上げ。装着すると、頭部へ自然にフィットする感覚が得られた。
■人気モデルのスペシャルエディション「ATH-MSR7SE」
定番モデルとなっている「ATH-MSR7」のスペシャルエディションが「ATH-MSR7SE」だ。特別版だけに、価格もATH-MSR7よりは高めの設定になりそうとのこと。なお本機は数量限定での販売となる。
まず本機を見て気づくのは、特別なカラーリングを採用していることだ。ネイビーととゴールドリングの組み合わせで、高級感がある美しいコンビネーションだ。
外観だけでなく仕様も異なっており、ドライバーのサイズは45mmと同様だが、SEモデルの振動板は「Diamond-like carbon(DLC)」でコーティングされ、剛性を高めている。
またイヤーパッドやヘッドバンドには、非常にソフトな形状記憶フォームが用いられ、装着性を向上させている。さらに6N-OFCケーブルも付属する。
■ブースは「アナログ」と「ワイヤレス」の2テーマ
オーディオテクニカのブース内は、大きく「アナログ」と「ワイヤレス」の2テーマに分かれ、展示構成もそのテーマに沿っている。
ワイヤレスコーナーでは、今回が欧州初披露となった「ATH-AR5BT」や「ATH-CKR75BT」などをアピールしていた。
また「ピュアデジタルドライブ」が特徴の「ATH-DSR9BT」「ATH-DSR7BT」についても大きなスペースを割き、デジタルで受け、デジタルで駆動する先進性をアピールしていた。
アナログコーナーでは、日本でもすでに展開しているターンテーブル「AT-LP5」「AT-LP3」などを展示。ヘッドホンでアナログレコードの音を確かめることができた。欧州では「オーディオテクニカと言えばアナログ」というイメージを持っている人が多く、それもあってこのような展示になっているのだという。