IFAで発表したモデルの日本導入が決定
ソニー、Android採用“ハイエンド・ストリーミングWALKMAN”「ZX500」。約8万円で11/2発売
ソニーは、IFA2019で海外発表していたウォークマン新モデル「ZX500」と「A100」「A100ウォークマン40周年モデル」を、日本では11月2日に発売すると発表。本稿では、アナログ電源系統強化などでさらなる高音質化を図って“ハイエンド・ストリーミングWALKMAN”を謳う「NW-ZX500シリーズ」についてレポートする。
ZX500シリーズは、容量64GBの「NW-ZX507」のみ展開。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色で、8万円前後での実売が予想される。
Android OSやUSB Type-C端子を採用し、最大でDSD 11.2MHzネイティブ再生にも対応。Android OSやWi-Fiを搭載したことにより、音楽ストリーミングサービスや動画サービスを、本機単体で使用することが可能になった。なおセルラー通信機能は搭載していないため、ネットストリーミングサービスなどは自宅や公共Wi-Fiサービスなどか、スマートフォンとのテザリングなどを通して利用する形となる。
Androidのバージョンは9.0。また、カセットテープを再生しているかのような画面になるスクリーンセーバー機能も新たに搭載した。
PCからの楽曲伝送や充電用として長年採用してきた独自のWMポートを廃止し、USB Type-C端子に変更したこともトピックのひとつ。USB端子は、トレイ式のmicroSDカードスロットとともに、本体の左側面に配置されている。
音楽再生機能においては、従来から引き続き4.4mmバランス接続端子を搭載し、ハイレゾ再生ではDSD 11.2MHzネイティブ再生や384kHz/32bit PCM再生が可能。MQAファイルの再生にも対応している。また、Bluetoothではハイレゾ相当のデータ量を伝送できるLDACやaptX HDコーデックにも対応する。なお、ストリーミング配信の再生において、Amazon Music HDは48kHz/16bitにダウンコバートしての再生となる。
独自のフルデジタルアンプ「S-Master HX」や、圧縮音源もハイレゾ相当にまでアップコンバートする「DSEE HX」も搭載。これらの高音質化技術は、本体ストレージ内の音楽データだけでなく、音楽ストリーミングサービスやネット動画などにも自動的に適用されるため、「この1台で、あらゆる音楽を、ハイレゾ級高音質で楽しめる」とアピールしている。
また、「ダイナミックノーマライザー」や各種イコライザー、アナログレコードのような音で音楽を楽しめる「Vinyl Processor」なども引き続き搭載。これらも外部音楽サービスなどに適用できる。
音質面では、アルミ削りシャーシやフィルムコンデンサーの採用など従来モデル「ZX300」で培った11の技術を継承した上で、銅切削バスブロックの導入や、アナログ電源系統の強化などでさらなる高音質化を図った。
まず、プレートではなく銅の切削ブロックを筐体内に設置することで、電気回路の基準となるグラウンドをさらに安定化。これにより、楽器が同時に音を出したときの音の安定感が向上するほか、しっかりとした低音が出せるようになったという。
また、バランス出力用AMPブロックの電源に、95万円という超弩級のプレーヤー「DMP-Z1」でも採用した高電子コンデンサー「FT CAP2」を4基搭載し、アナログ電源系統を強化。設計者が何度も試聴を繰り返して再チューニングした。こうして内部構造を改良した結果、ボーカルや楽器の伸びや、透明感の向上、締まりのある力強い低音域を実現したとアピールしている。
さらに、アンバランス出力の電源も強化。チャージポンプ電源「POS-CAP」の容量を47μFから100μFへと、ZX300比で2倍以上に、コンデンサーサイズを体積で8.2倍にアップさせ、アンバランス出力時であっても低音の再生能力向上とスケール感の拡大を図っている。
ヘッドホン出力、バッテリー、電気二重層キャパシターのハンダ付け部には、DMP-Z1時に新開発した、金を添加した「New高音質はんだ」を使用。設計者が試聴を繰り返して添加量をチューニングしており、これによって低音の厚みや豊かな中音域を実現したという。
そのほか、液晶ディスプレイを3.1インチから3.6インチへと大型化し、ディスプレイ解像度もWVGA(800×480)からHD(1280×720)へと高解像度化。これに伴い、画面下の余白エリアも縮小した。
前述のとおり本体左側面にはUSB type-C端子とトレイタイプのmicroSDスロットを装備。右側面には電源ボタンや音量調節ボタン、再生/停止、早送り/早戻しといった物理キーを引き続き搭載している。
ZX500シリーズは、容量64GBの「NW-ZX507」のみ展開。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色で、8万円前後での実売が予想される。
Android OSやUSB Type-C端子を採用し、最大でDSD 11.2MHzネイティブ再生にも対応。Android OSやWi-Fiを搭載したことにより、音楽ストリーミングサービスや動画サービスを、本機単体で使用することが可能になった。なおセルラー通信機能は搭載していないため、ネットストリーミングサービスなどは自宅や公共Wi-Fiサービスなどか、スマートフォンとのテザリングなどを通して利用する形となる。
Androidのバージョンは9.0。また、カセットテープを再生しているかのような画面になるスクリーンセーバー機能も新たに搭載した。
PCからの楽曲伝送や充電用として長年採用してきた独自のWMポートを廃止し、USB Type-C端子に変更したこともトピックのひとつ。USB端子は、トレイ式のmicroSDカードスロットとともに、本体の左側面に配置されている。
音楽再生機能においては、従来から引き続き4.4mmバランス接続端子を搭載し、ハイレゾ再生ではDSD 11.2MHzネイティブ再生や384kHz/32bit PCM再生が可能。MQAファイルの再生にも対応している。また、Bluetoothではハイレゾ相当のデータ量を伝送できるLDACやaptX HDコーデックにも対応する。なお、ストリーミング配信の再生において、Amazon Music HDは48kHz/16bitにダウンコバートしての再生となる。
独自のフルデジタルアンプ「S-Master HX」や、圧縮音源もハイレゾ相当にまでアップコンバートする「DSEE HX」も搭載。これらの高音質化技術は、本体ストレージ内の音楽データだけでなく、音楽ストリーミングサービスやネット動画などにも自動的に適用されるため、「この1台で、あらゆる音楽を、ハイレゾ級高音質で楽しめる」とアピールしている。
また、「ダイナミックノーマライザー」や各種イコライザー、アナログレコードのような音で音楽を楽しめる「Vinyl Processor」なども引き続き搭載。これらも外部音楽サービスなどに適用できる。
音質面では、アルミ削りシャーシやフィルムコンデンサーの採用など従来モデル「ZX300」で培った11の技術を継承した上で、銅切削バスブロックの導入や、アナログ電源系統の強化などでさらなる高音質化を図った。
まず、プレートではなく銅の切削ブロックを筐体内に設置することで、電気回路の基準となるグラウンドをさらに安定化。これにより、楽器が同時に音を出したときの音の安定感が向上するほか、しっかりとした低音が出せるようになったという。
また、バランス出力用AMPブロックの電源に、95万円という超弩級のプレーヤー「DMP-Z1」でも採用した高電子コンデンサー「FT CAP2」を4基搭載し、アナログ電源系統を強化。設計者が何度も試聴を繰り返して再チューニングした。こうして内部構造を改良した結果、ボーカルや楽器の伸びや、透明感の向上、締まりのある力強い低音域を実現したとアピールしている。
さらに、アンバランス出力の電源も強化。チャージポンプ電源「POS-CAP」の容量を47μFから100μFへと、ZX300比で2倍以上に、コンデンサーサイズを体積で8.2倍にアップさせ、アンバランス出力時であっても低音の再生能力向上とスケール感の拡大を図っている。
ヘッドホン出力、バッテリー、電気二重層キャパシターのハンダ付け部には、DMP-Z1時に新開発した、金を添加した「New高音質はんだ」を使用。設計者が試聴を繰り返して添加量をチューニングしており、これによって低音の厚みや豊かな中音域を実現したという。
そのほか、液晶ディスプレイを3.1インチから3.6インチへと大型化し、ディスプレイ解像度もWVGA(800×480)からHD(1280×720)へと高解像度化。これに伴い、画面下の余白エリアも縮小した。
前述のとおり本体左側面にはUSB type-C端子とトレイタイプのmicroSDスロットを装備。右側面には電源ボタンや音量調節ボタン、再生/停止、早送り/早戻しといった物理キーを引き続き搭載している。