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開放型ヘッドホンもゆったり聴ける
<ヘッドフォン祭mini>ラックスマン初のネットワークトラポ「NT-07」をヘッドホンシステムで/Ambient Acoustics、24BAイヤホンの“濃密でまとまりある音”
ポータブルオーディオ製品の展示イベント「夏のヘッドフォン祭mini 2023」が、本日7月15日に開催。会場をこれまでの中野サンプラザから、東京駅そばのステーションコンファレンス東京に移して最初の開催となる。本稿では、発売が近づくブランド初のネットワークトランスポートを出展したLUXMANなどの模様をお伝えする。
今年4月に発売された、FOCALブランドHi-Fiヘッドホンシリーズでは初のアクティブノイズキャンセリング(ANC)/Bluetooth対応ヘッドホン「BATHYS(バティス)」と共に、LUXMAN初のネットワークトランスポート「NT-07」が登場。他の同社取り扱い製品と組み合わせるなどして体験することができた。
NT-07は今月中の発売を予定する新製品。DACは内蔵しておらず、音楽ストリーミングサービスやNASなど宅内ネットワークにある音源を、外部のDACなど他のオーディオ機器へ高音質に伝送することに特化している。さらにHDMI入出力も搭載しているので、テレビなどの音声をオーディオシステムで楽しむことにも活用できる。
オーディオコンポーネントらしい堅固な構造と品質の良い電源をそなえつつ、シンプルな薄型デザインに仕上げているため、本イベントで展示したようにヘッドホンシステムと組み合わせたり、既存のオーディオシステムに後から組み込みやすい点が長所として挙げられていた。
飯田ピアノは、今年から取り扱いを開始したウクライナのイヤホンブランド・Ambient Acousticsより、8月4日に発売予定のフラグシップモデル「MAD24-U」を出展した。価格は55万円前後。
片側あたり24基ものBAドライバーを搭載するとともに、ドライバーの周波数帯域分けに電気回路(パッシブフィルター)を使わず、物理的な音響設計のみで行う「MAD」コンセプトを採用するのが特徴。20基以上のBAドライバーによって濃密な情報量を再生しつつ、すべての音域に一貫性のある、いわゆる“まとまりのある音”が楽しめるという。
また会場では、今後取り扱いを予定している16BAドライバーモデル「MAD16-U」も参考出展。MAD24-Uよりもドライバー数こそ少ないものの、採用する技術やチューニングの傾向自体は共通。同社によれば、MAD24-Uよりもスッキリした再生音のため「人によってはむしろこちらのモデルの方が好みかもしれない」とのことだ。価格は30万円台が見込まれている。
サイラスが取り扱うOriolusブランドでは、開発中のイヤホンを参考出展。比較的コンパクトに収められたハウジングの中にダイナミックドライバーを4基も搭載している。Oriolusでは今後、イヤホンはダイナミックドライバーを搭載したモデルに絞って開発していくとのことで、本モデルはその新方針の下で開発された第1弾になるそうだ。
またLuxury&Precisionからは、以前のイベントから引き続きDAP「E7」を参考展示。DACチップにAKM「AK4497EQ」をデュアル構成で搭載しているだけでなく、モジュール設計によりDAC部分を交換することもできるという。
■LUXMAN/FOCAL
今年4月に発売された、FOCALブランドHi-Fiヘッドホンシリーズでは初のアクティブノイズキャンセリング(ANC)/Bluetooth対応ヘッドホン「BATHYS(バティス)」と共に、LUXMAN初のネットワークトランスポート「NT-07」が登場。他の同社取り扱い製品と組み合わせるなどして体験することができた。
NT-07は今月中の発売を予定する新製品。DACは内蔵しておらず、音楽ストリーミングサービスやNASなど宅内ネットワークにある音源を、外部のDACなど他のオーディオ機器へ高音質に伝送することに特化している。さらにHDMI入出力も搭載しているので、テレビなどの音声をオーディオシステムで楽しむことにも活用できる。
オーディオコンポーネントらしい堅固な構造と品質の良い電源をそなえつつ、シンプルな薄型デザインに仕上げているため、本イベントで展示したようにヘッドホンシステムと組み合わせたり、既存のオーディオシステムに後から組み込みやすい点が長所として挙げられていた。
■Ambient Acoustics
飯田ピアノは、今年から取り扱いを開始したウクライナのイヤホンブランド・Ambient Acousticsより、8月4日に発売予定のフラグシップモデル「MAD24-U」を出展した。価格は55万円前後。
片側あたり24基ものBAドライバーを搭載するとともに、ドライバーの周波数帯域分けに電気回路(パッシブフィルター)を使わず、物理的な音響設計のみで行う「MAD」コンセプトを採用するのが特徴。20基以上のBAドライバーによって濃密な情報量を再生しつつ、すべての音域に一貫性のある、いわゆる“まとまりのある音”が楽しめるという。
また会場では、今後取り扱いを予定している16BAドライバーモデル「MAD16-U」も参考出展。MAD24-Uよりもドライバー数こそ少ないものの、採用する技術やチューニングの傾向自体は共通。同社によれば、MAD24-Uよりもスッキリした再生音のため「人によってはむしろこちらのモデルの方が好みかもしれない」とのことだ。価格は30万円台が見込まれている。
■Oriolus/Luxury&Precision
サイラスが取り扱うOriolusブランドでは、開発中のイヤホンを参考出展。比較的コンパクトに収められたハウジングの中にダイナミックドライバーを4基も搭載している。Oriolusでは今後、イヤホンはダイナミックドライバーを搭載したモデルに絞って開発していくとのことで、本モデルはその新方針の下で開発された第1弾になるそうだ。
またLuxury&Precisionからは、以前のイベントから引き続きDAP「E7」を参考展示。DACチップにAKM「AK4497EQ」をデュアル構成で搭載しているだけでなく、モジュール設計によりDAC部分を交換することもできるという。