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80年代のテイストを散りばめた作品

<Netflix>『ストレンジャー・シングス』新シーズンは「バイオハザードに影響」。メインキャスト4人がトーク

公開日 2019/06/25 15:44 編集部:押野 由宇
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Netflixは、2019年夏以降に配信する最新作品について紹介する「オリジナル作品祭」を、本日6月25日にメディア向けに開催した。本稿では、『ストレンジャー・シングス 未知の世界 3』のトークセッションの模様をお伝えしたい。

人気オリジナルドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス』 のシーズン3。7月4日からの全世界配信が決定している。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界 3』キービジュアル

『ストレンジャー・シングス』 は1980年代の小さな町ホーキンスを舞台に、少年ウィルの失踪事件を巡り、想像を超える不可解な事件に巻き込まれながらも、少年らが友人や家族たちを守るために事件解決に立ち向かうスペクタクル・アドベンチャー。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界 3』場面写真

ウィルを探す親友のマイク、ダスティン、ルーカスの3人は、森の中で謎の少女イレブンと遭遇。イレブンを仲間に加え、独自の捜索を続けていくうちに、驚くべきホーキンスの秘密に近づいていく。80年代の名作映画へのリスペクトが込められたドラマチックな展開と、緊張感あふれるスリラー描写が組み合わさった本作は、世界中に社会現象とも言えるムーブメントを巻き起こしている。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界 3』場面写真

会場ではキャストによるトークセッションが実施された。メインキャストとなるルーカス役のケイレブ・マクラフリン、ウィル役のノア・シュナップ、マックス役のセイディー・シンク、ダスティン役のゲイテン・マタラッツォが登場。4人は今回が初来日となり、冒頭それぞれが「日本に来ることができてとても嬉しく、興奮しています。忘れられない体験ができています」と喜びを口にした。

自身の役柄について改めて聞かれると、ケイレブは「新シーズンでルーカスは、ティーンエージャーらしいロマンスをしています。マイクも同じような状況なので、先輩面しているようなところもあれば、落ち着きを取り戻した部分もあります」とコメント。

ケイレブ・マクラフリン

ノアは「ウィルは最初、非常にシャイで純粋。友達と遊ぶことが何より楽しく、大切にしていた。それが “裏側の世界” に閉じ込められ、恐怖を感じたが、勇気を振り絞ることも覚えました。新シーズンではまだそのときの後遺症が完治していなくて、モンスターが自分の中にいる。それがどうなっていくのか」と詳細は明かさずも期待を煽った。

ノア・シュナップ

そしてセイディーは「マックスはシーズン2で友人たちの仲間入りをしたけれど、シーズン3で自分の居場所をみつけ、居心地よく感じています。仲間として受け入れられることで自信も持つことができ、イレブンとの友情も生まれています」と人間関係の進展に、ゲイテンは「今シーズンは、より自立したダスティンを披露できると思います。これまでのように、みんなと一緒にいなくてもいいんだ、自分一人でも行動していいんだ、という意識を持つようになります」とキャラクターの成長に触れた。

セイディー・シンク

また本作品が世界で愛される理由については、ノアが「この作品がこれだけ人気となったのは、魅力的なキャラクターがたくさん出ているからだと思います。それに、80年代を経験した方にはノスタルジーを感じられるようになっています」との考えを述べ、そして出演により変わったこととして「自分の意見を主張できる場をいただけた、ということ。でも、キャンプをしたり、これまでの自分らしく過ごすことは変わりません。この作品に出ることができたことは、これからずっと感謝し続けていくと思います」と感謝の意を口にした。

ここで会場では、製作総指揮・脚本・監督を務めるザ・ダファー・ブラザーズによるメッセージ映像が流され、「日本にもファンがいるなんて夢のよう。私たちは日本の文化に影響を受けています。超オタクなので、アニメやゲームには特に」と語る2人は、その具体的なタイトルとして『エルフェンリート』や『AKIRA』『サイレントヒル』などを挙げ、シーズン3は『バイオハザード』に影響を受けていると明かした。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界 3』場面写真

ダファー兄弟と仕事をすることに対し、ゲイテンは「2人は天才だと思います。最高のストーリーテラーで、完璧主義者。2人のエネルギーが現場に伝わって、作品にも反映されていると思います」と述べ、また現場の様子について「私たちの相性の良さは画面越しに伝わっているのではないでしょうか? 現場の雰囲気は、まるでキャンプにいるような楽しさがあります」とセイディーもカメラが回っていない時も仲が良いと語った。

ゲイテン・マタラッツォ

さらに、Netflixオリジナルシリーズ『Followers』を手がける蜷川実花監督がゲストとして登場。『ストレンジャー・シングス』の大ファンであるという蜷川監督は、作品の魅力を「ついつい最後まで見てしまう。80年代のディテールが入っていることも私くらいの年代には嬉しくて、作品の中で登場キャラクターたちが成長していくのも楽しみ。自分の子どもと一緒に見ています」と笑顔でコメント。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界 3』場面写真

度々触れられる80年代という時代について、ゲイテンは「ファッションも髪型も、やりすぎが楽しい時代であり、それらが現代のカルチャーに移行していった時代。それを僕たちが体験できるというのはすごくイケていると思います」と印象を述べた。

<『ストレンジャー・シングス 未知の世界 3』あらすじ>
1985年、インディアナ州ホーキンスの夏は活気に満ち溢れていた。学校は夏休みに入り、町に新しくショッピングモールができる。ホーキンスの子供達には恋の季節が訪れ、大人へと成長しつつあるのだった。これまでとは違う関係にそれぞれ戸惑いながらも、友情を維持して行こうとする。その陰では、不気味な様子で新たな危険が迫ってきていた...町はかつての敵のみならず新たな敵にも脅かされ、イレブンと仲間たちは、自分たちの戦いがまだ終わっていないことに気付かされる。それどころか、さらに敵の力は進化していた。生き延びるために仲間は団結し、友情こそが恐怖に打ち勝つものであるということを知るのだった。

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