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特別展示「夢想高飛」にて

MVP獲得の大谷翔平、6億円超“50-50”ホームランボールが「台北101」にて展示中。名シーンを球面投影

公開日 2024/11/23 10:50 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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2024年のナショナルリーグMVPを獲得した大谷翔平。先日6億円超で落札されたことでも話題の“50-50”ホームランボールが、台湾のランドマークである超高層ビル「台北101」の89F展望台に展示されている。

台湾のランドマーク「台北101」にて大谷翔平の“50-50”ホームランボールが展示中

ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平が、今年のMLBのシーズンで“50-50”(ホームラン50本と50盗塁)を記録したことは日本でも大きな話題となった。日本と同じく野球人口の多い台湾でも、大谷翔平の活躍は非常に注目されたようで、この“50-50”ホームランボールは台湾の投資会社UCキャピタルが約6億6000万円で落札。台北101で展開する特別展示「夢想高飛」(夢は高く飛ぶ)に合わせて無償貸与するかたちで、この展示が実現した。

89Fの展望台で特別展示「夢想高飛が開催中

また展望台の中央には、87階から92階までをぶち抜いた「Tuned Mass Damper」と呼ばれる大型の球が吊り下げられている。オーディオファン的には名称だけで役割がピンときそうだが、超高層ビルの免震対策、それに台湾は台風が多いことから強風対策の目的で設置されているものとなる。

超高層ビルの安全性を支える「Tuned Mass Damper」

強風や地震などの振動に対して、吊り下げた大型の球体でその振動を“いなして逃がす”のが主な目的。このボールは厚い鉄のプレートを重ね合わせてできており、サイズは直径約5.5m、質量は約660トン、建物全体の質量の1/1000にもなる。ちなみにフォーカルのスピーカー「Aria Evo X」ミッドレンジにもこのTunes Mass Damperテクノロジーが活用されているそうだ。

この球の上半球部分は巨大なスクリーンとしても活用されており、今回の展示に合わせて大谷が50本目のホームランを打った感動の瞬間の映像が繰り返し投影されていた。これにはBenQのプロジェクター「LU935ST」が活用されており、ダンパー球を囲むように配置された8台のプロジェクターによって、自然で没入感の高い映像を映し出していた。

「Tuned Mass Damper」の上半球部分に50本ホームランの瞬間を投影

展示では記念ボールに加えて、大谷選手の野球ユニフォームや帽子、MLBで活躍した台湾の野球選手のユニフォームなども並べられており、日本人だけではなく世界各国の野球ファンが大谷の偉業に関心を寄せていた。

8台のBenQのプロジェクターで周囲を囲み、感動のシーンを演出していた

台北101の特別展示「夢想高飛」は、2025年3月2日(日)まで開催されている。なお、特別展示の観覧には展望台への入場が必要で、入場料は600台湾ドル(日本円で約3000円弱)。

50 HOME RUNのオブジェと共に写真を撮る観光客も多い

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