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レム睡眠など睡眠レベルを3段階で判断

JAWBONE、新ウェアラブル端末「UP3」「UP MOVE」 ‐ UPは「真の意味でのウェアラブルデバイス」

公開日 2014/11/26 17:55 ファイル・ウェブ編集部
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Jawbone(ジョウボーン)は、ウェアラブル端末「UP」の新モデルとしてエントリーモデル「UP MOVE」を12月中旬より、睡眠を3段階のレベルで計測できる上位モデル「UP3」を2015年1月より発売する。

UP3 ¥21,800(税込)
UP MOVE ¥6,480(税込)

■「UP3」はレム睡眠など睡眠レベルを3段階で判断

UP3は、3軸加速度計、バイオインピーダンスセンサー、皮膚温度および気温センサーを搭載した上位モデル。カラーバリエーションは「ブラックダイヤモンド」「シルバークロス」の2色を用意している。

UP3

バッテリー性能は最長7日間で、水深10mまでの防水にも対応。前述のバイオインピーダンスセンサーで安静時の心拍数を自動計測することにより、心臓の健康状態をモニタリングできることに加え、レム睡眠や浅い眠り、深い眠りといった睡眠段階を詳しく測定することが新たに可能になった。

横から見たところ

アルゴリズムを改善し、ユーザーが行った運動を自動で判断。運動の種類が判別できない場合には「この運動は○○ですか?」といったような具合の質問に回答することで学習していく。

Bluetooth Smartに対応し、スマートフォンアプリ「UPアプリ」とも連携。本体での計測データをBluetooth Smart経由で定期的にバックグラウンドでアプリに同期することでデータを管理する。

また、同アプリには、計測データを基に様々なサジェスチョンを行う「Smart Coach」機能も搭載。目標到達のために行動を変えてみてはどうかなど、計測データを分析してユーザーにフィードバックする。ユーザーの進捗状況を監視し、少しでも早く目標を達成できるよう、個人の状況に合わせたアドバイスを提供するという。なお、睡眠、運動、食事、生体情報など測定する情報が多いほど的確なアドバイスができるようになる。

■クリップ型のエントリーモデル「UP MOVE」

UP MOVEは、歩数や移動距離、睡眠時間など日々の生活のデータを計測、管理できるUPシリーズに加わるエントリーモデルという位置づけで、LEDディスプレイ搭載の本体と専用クリップで構成。クリップ型を採用した点も特徴で、ポケットやベルト、靴下などに留めて使用できる。全5色をラインナップし、腕に装着するためリストストラップも3,980円で販売する。

UP MOVE

本体表面を押すとディスプレイが点灯し、各種情報を表示。1回押すと目標歩数への達成度、2回押すと現在時刻、3回押すと前夜の睡眠状況が表示される。

リストストラップも別売で用意

バッテリーには一般的な時計やリモコンなどに使用されるコイン型電池を採用。最長6ヶ月使用でき、バッテリー交換も簡単に行えるとしている。

3軸加速度センサーを内蔵し、加速度センサーによって歩数などを計測。フルパワー社のMotionXテクノロジーも採用している。就寝中にも装着しておけば、睡眠時間や眠りの質なども記録する。就寝中には別売のリストストラップ装着を推奨しているが、「計測の精度は少し落ちるが、例えばパジャマのポケットにクリップで装着しておくなどでも大丈夫」(JAWBONE 国際パートナー・製品開発部門 責任者 ヨーゲン・ノルディン氏)だという。

UP3と同様にBluetooth Smartに対応し、スマートフォンアプリ「UPアプリ」とも連携。計測データを基に様々なサジェスチョンを行う「Smart Coach」機能も利用できる。

■UPは「真の意味でのウェアラブルデバイス」

本日開催された発表会でプレゼンテーションを行ったヨーゲン・ノルディン氏は、「すべてのウェアラブル製品をひとつにくくって話そうという傾向があるが、我々は3つのカテゴリーがあると思っている。ひとつがスマートウォッチで、もうひとつがフィットネスデバイス。そして最後がアクティビティトラッカーだ」とコメント。UPシリーズはアクティビティトラッカーであると説明する。

ヨーゲン・ノルディン氏

そして「スマートウォッチもフィットネストラッカー、どちらもそれぞれの目的があってサイズも大きくかさばるのが普通。そしてバッテリー消費量も高く長持ちしない」とコメント。「充電の必要があることに加えサイズも大きいので装着して寝ることもできず、睡眠のトラッキングはなかなかできない」と、スマートウォッチおよびフィットネストラッカーのウィークポイントに言及する。

その上でアクティビティトラッカーについて「今まさに第2段階に入った」と語り、「データをもっと分析したい、もっと長く着用していたいというニーズが高まっている」と続ける。一方で「このニーズを満たすようなデバイスを出している会社はどこにもない。真の意味でのウェアラブルデバイスはどこにもなかった」とし、睡眠時にも邪魔にならない小型サイズでファッショナブルなUPシリーズこそが、そうしたニーズを満たすものであるとアピールした。

なお、競合であるFitBitと比較しての満足度調査結果も紹介。製品を使用したことによって「より健康に気を使うようになった」「睡眠の質が改善された」などといった複数の項目を外部の調査会社が調べたところ、いずれもUPがFitBitよりも高い数値を獲得したという。

そして、ウェアラブルデバイス、特にアクティビティトラッカーにとってはバッテリー性能、デザイン、サイズが重要であるという考えを改めて紹介。「かっこいいことがウェアラブルには重要だ。サイズも、睡眠時にも邪魔にならないよう小型でなければいけない」とし、こうした考えの下に製品開発を行っているとコメント。「UPは、24時間毎日つけていられる真の意味でのウェアラブルデバイス。ユーザーの体の一部になるのであり、スマホの一部ではない。ここが他社製品との大きな違いだ」とアピールした。

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