「AdaptiveSync Display CTS」をより厳格化
VESA、ディスプレイの可変リフレッシュレート性能を定める規格を更新
映像周辺機器の業界標準化団体であるVideo Electronics Standards Association(VESA)は、可変リフレッシュレート・ディスプレイ性能を定める規格「Adaptive-Sync Display CTS」をより厳格化した「Adaptive-Sync Display version 1.1」を公開した。
この度発表された規格のアップデートは、gray to gray(G2G)テストを5×5テストマトリックスから、より大きな9×9テストマトリックスのサブセットに拡張し、G2Gテストシナリオの数を3倍以上にするなど、これまで行ってきたテスト項目の精度をより高めたものとなる。
さらに、オーバードライブが有効な場合のオーバーシュート/アンダーシュートの制限を、人間の視覚を基礎とした伝達関数=知覚的量子化(PQ)の値に基づく制限に置き換えることで、アンダーシュート許容値を大幅に削減。ディスプレイの可変リフレッシュレート性能をより適切に表現できるという。
ディスプレイメーカーなどの企業は、正式発表以降、上記仕様に基づくディスプレイ製品の認証を開始できるとしているが、「2022年5月公開のAdaptive-Sync Display CTSに適合するように設計された、現在開発中の製品などを含め、8月末までは旧仕様での製品認証を引き続き許可する」と説明している。
Adaptive-Sync Display CTSを担当するRoland Wooster氏は、「Adaptive-Sync Display version 1.1で導入された新しいG2Gテスト要件は、全体的にタイトな仕様となり、消費者のためにディスプレイにおける可変リフレッシュレート性能の向上につながるでしょう」と展望を述べた。
この度発表された規格のアップデートは、gray to gray(G2G)テストを5×5テストマトリックスから、より大きな9×9テストマトリックスのサブセットに拡張し、G2Gテストシナリオの数を3倍以上にするなど、これまで行ってきたテスト項目の精度をより高めたものとなる。
さらに、オーバードライブが有効な場合のオーバーシュート/アンダーシュートの制限を、人間の視覚を基礎とした伝達関数=知覚的量子化(PQ)の値に基づく制限に置き換えることで、アンダーシュート許容値を大幅に削減。ディスプレイの可変リフレッシュレート性能をより適切に表現できるという。
ディスプレイメーカーなどの企業は、正式発表以降、上記仕様に基づくディスプレイ製品の認証を開始できるとしているが、「2022年5月公開のAdaptive-Sync Display CTSに適合するように設計された、現在開発中の製品などを含め、8月末までは旧仕様での製品認証を引き続き許可する」と説明している。
Adaptive-Sync Display CTSを担当するRoland Wooster氏は、「Adaptive-Sync Display version 1.1で導入された新しいG2Gテスト要件は、全体的にタイトな仕様となり、消費者のためにディスプレイにおける可変リフレッシュレート性能の向上につながるでしょう」と展望を述べた。