あまり知られていない便利機能を活用
GoogleにあってAmazonに無いものとは? Google対応スマートスピーカー徹底使いこなし[音楽編]
■プレイリストを作成しよう
楽曲のアップロードが完了したら、なにはともあれプレイリストを作成しよう。
その理由は、口頭で再生指示したアーティスト/楽曲がアップロードしたものとサブスクリプションサービスの両方に存在する場合、サブスクリプションサービスが優先されてしまうためだ。
サブスクリプションサービスに存在するアーティストは、「ねえグーグル、○○○を再生して」形式で再生指示することが難しい。だから、サブスクリプションサービスに存在しないような、ユニークな名称でプレイリストを作成することがコツだ。
サブスクリプションサービスに存在しないアーティストであれば、プレイリストを作成しなくてもアーティスト名だけで再生できそうなものだが、これはうまくいかない。かなりの数をアップロードして試したが、「プレイミュージックで○○○を探しましたが、現在利用できないようです」などと、ほとんどがすべて再生を断られてしまった(なぜかNorah Jonesは再生できたが……)。曲名も同様に、アップロードしたものの場合口頭で指定することは難しい。
しかし、アルバム名の指定は曲名/アーティスト名よりうまく行くことが多い。高確率でとはお世辞にもいえないが、Nora Jonesの「Come away with me」、四人囃子の「一触即発」、Seawindの「Light the Light」...Soft Machineの第3作も、「ねえグーグル、アルバム・サードを再生して」でイケた。プレイリストを作成する前に、だめもとで試す価値はあるだろう。ちなみに、King Crimsonのアルバムは全滅した。
プレイリストをいちいち作成するのは面倒だし、それが理由でスマートスピーカーを利用した音楽再生を避けるようになっては残念なこと。とはいえ、BMWなど自動車大手がGoogle アシスタント対応を表明するなど、Google Play Musicの活用範囲は着実に広がっている。テレビなどAV機器でサポートされる時代も、すぐそこだ。
現状は融通が効かないにせよ、いずれは…。Google Home miniをキャンペーン価格の3,000円で入手した筆者は、来たるべき時代に備え鍛練を重ねるつもりだ。