I Don’t Like Mondays.が音作りを担当
サマンサタバサ女子社員の“理想のイヤホン”をオンキヨーが具現化! 25周年完全ワイヤレスイヤホン開発秘話
ーー 最終的に「完全ワイヤレスイヤホン」となった“決め手”は何だったのでしょうか?
世永さん なぜ悩んだかというと、「女子たちがみんなまだ使っていない」からなんですよね。今回のプロジェクトでは、トレンドが好きで発信力があって、アイデアが豊富なメンバーが集まりましたが、試作段階で高橋が、完全ワイヤレスイヤホンを着けた写真をプライベートのInstagramに上げた時に、同世代の友達からすごく反響があったんです。
高橋さん 「これはどこの?」とか「何でこれにしたの?」って、友達からInstagramのストーリーにたくさんメッセージがありました。それを見て、ワイヤレスイヤホンに興味はあるけど、よく分からないし知る機会が少ないんだろうなって。実際探してみても、身につけたいと思うようなものもなかった。だから、これなら買っても大丈夫と思えるきっかけが欲しい女子がいっぱいいるんだなって思ったんです。
世永さん みんな待っているんだというのを感じて、完全ワイヤレスイヤホンにしよう!という気持ちになりました。
ーー なるほど。ではここから、サマンサ ワイヤレスイヤホンのこだわりポイントについて詳しく伺います。パッと見てサイズ感がとてもコンパクトで、装着すると耳への収まりも良いですよね。
高橋さん サイズ感はすごくこだわりました。小さすぎず、大きすぎず、正面から見た時も不自然に飛び出ずに、スッキリとさせたかったんです。
世永さん あとロングピアスを着ける想定で、アクセサリーの邪魔にならずに、耳への収まりも良いというサイズを目指しました。
石井さん もっと小さいサンプルもありましたが、装着感はこのかたちが一番しっくりきました。たとえ小さくても、たとえば髪の毛をさわった時に手がぶつかって取れてしまったら問題なので、しっかり耳にフィットするようなサイズ感と形を考えましたね。
高橋さん ボタンについては、タッチ操作よりもカチッと押した感が分かりやすい方がいいという要望を出しました。そこは意外とアナログな感覚かもしれないです(笑)。
サイズが小さいと当然バッテリーの持ちにも関わると思うんですけど、そういう私たちのワガママな要望も、オンキヨーさんが実現してくれました(笑)。実際、連続再生は最長3時間で、ケースも2回分充電できますし通勤で十分使えますよね。
石井さん あとロゴの位置も、着けた時の見え方を考えて、若干角度をつけて耳に入れた時に綺麗に見えるようにしています。サマンサタバサのロゴはさまざまな種類があるんですが、その中でも主張しすぎない、誰にでも使ってもらいやすいものを選びました。
高橋さん 充電ケースのサイズにもこだわっています。いま女性が持ち歩くバッグって、通勤用も小さいものが増えているんですね。紙を持ち歩くことも減って、スマホがあれば手帳も持ち歩かないという方もいて、A4サイズの必要がなくなってきています。バッグの形も色々ありますが、一番小さいミニバッグにも入るような大きさになってます。
ーー サマンサタバサで展開されているミニバッグ、いくつか見せていただきましたが、かなり小さいですよね!
高橋さん ミニバッグは、まずスマホが入って、あとはリップやチークなど最低限のメイク道具も入れることを想定したサイズを確保しています。その隙間にも、縦にした状態でスッと入るように考えました。「ケースがコンパクトミラーになるのもいいかも」とかいろいろなアイデアがありましたが、「隙間に入るサイズ」を最優先にしました。
茂木さん あと軽さですね。いろいろなサンプルの中から、再生できる時間も確保しつつできるけど重くないものを選びました。それに女性の手にも収まりやすい大きさで、片手でイヤホンを外して、さっと入れられる便利さもあります。
高橋さん 女性はネイルする方も多いので、カチッと開けるタイプだと引っかかったりする心配があったので、ワンプッシュでスライドしてすぐ開けられるものにしました。表面は指紋が目立たないようにマット仕上げで、ロゴも同系色でうっすらと見えるようなデザインにしています。
次ページ“ピンク”には並並ならぬこだわり。ブラックも他とは違うオシャレな色合いに