ケーブルブランド探訪記(オルトフォン編その2)
7NX-SPK4000Q(シースカラーはブラック) |
第2回目は同社最新の高純度ハイブリッド・極太4芯スピーカーケーブル「7NX-SPK4000Q」をご紹介する。
同モデルは、高純度7N銅を中心に6N銅・4N銅・OCCの3種類の素材を黄金分割比でブレンドした上、4芯(Quadra)構造として、磁界のキャンセル効果を狙った新設計のスタッカードタイプのスピーカーケーブルである。断面積2.5SQの極太4本で構成され、ワイドレンジで透明度の高い音質と豊かな音場再現を誇ると同時に、圧倒的なエネルギー伝達を可能にした。シールド付きのため、外部の不要電磁界からの影響も完全にシャットアウトできる万能型スピーカーケーブルがここに誕生した。
詳しい音質評価などをお知りになりたい方は、『ケーブル大全2001』か『オーディオアクセサリー99号』の井上千岳氏のレポートをご参照いただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【オルトフォンのプロフィール】
オルトフォン(デンマーク)は創立80年を超える、世界で最も古いオーディオメーカーの一つである。同社はトーキー関係の機器開発を行っていた創立当初から、やがて音楽産業の興隆とともに、録音機器にも進出した。特に戦後作られたSPUカートリッジは現在に至るまでマイナーチェンジを続け、ロングセラーモデルとしての不動の地位を保っている。
一方、同社のケーブルは、日本の同和鉱業との共同開発によっていち早く高純度銅への研究を開始し、1993年には世界初の7N銅とそれに続く究極の8N銅の製品化に成功したし、ケーブルメーカーとしての地位を確保した。
最近では、これらの高純度素材を黄金比で絶妙に組み合わせ、4芯クアドラ構造で構成した「リファレンスシリーズ」が話題を呼んでいる。ヘッドシェル・リードからスピーカー、デジタル、ビデオに至るまで、幅広い製品開発によって、高純度素材の魅力を世に広める信頼のブランドである。
【お問い合せ先】
オルトフォンジャパン TEL:03(3818)5243
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