ケーブルブランド探訪記(ノードスト編 その11)
Flatline Gold MKII |
同モデルは、片チャネルあたり8本の長方形をした6NOFCを採用し、さらにテフロンの圧延処理が施されている。
また、これらの工程の前には、導体から全ての不着物を取り除き、導体自体を電気的にクリーンな状態にしている。
プラグは、ノードストZバナナプラグまたはYラグにて加工されている。(その他の希望の処理も可)
なお、同モデルは「スーパーフラットラインゴールドMKU」として、バイワイヤー仕様も用意されているので、こちらもお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●ノードストブランドのプロフィール
米国のハイエンドオーディオメーカー、ノードストは現在、10種類以上のケーブルを提供している。NASAと共に宇宙開発プログラムで、ケーブルのテフロン圧延技術(ノードスト社特許)を開発し、この技術を民生用に移転し、オーディオケーブルとして新たに製品化したフラットラインケーブルが基調となっている。
●ノードストのケーブルの特徴
ノードスト社のケーブルは同じデザインに基づいている。拠り線構造による音の劣化、濁りを防ぐために単線を基本とし、長方形導体や、複層コーティングされた円形の導体を使用。テフロン圧延技術によりスキンエフェクトや磁気による音質の劣化も防ぐ。
この技術により、導体間の正確なスペーシング(距離)が得られ、結果としてインダクタンスやキャパシタンスを抑制することができる。信号の伝達速度は光の95%に達し、最高の音楽再生を実現させた。
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