ディープなブリティッシュロックの世界
タイトルはその名も『英国ロックの深い森1955-1975』(レコード・コレクターズ増刊/潟~ュージック・マガジン)。
英国ロックの紹介本なのだが、、「ビートルズ」の項がない。「ローリング・ストーンズ」も出てこない。つまり、普段音楽雑誌に出てこない、語られることの少ない、だがブリティッシュロックの基盤を確実に作ってきたミュージシャンにスポットを当てた本なのである。
もう、とにかく深い。これでもかこれでもかと、レアなレコードのジャケット写真が各ページにちりばめられ、おそらく日本で初めて紹介されるであろうミュージシャンがそこここで熱く語られているのである。
監修はミュージシャンであり、音楽評論家、レコードコレクターとして知られる和久井光司氏。
ブリティッシュロックに対する愛情が溢れる1冊である。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)v