真空管販売のアムトランス、ショールームを秋葉原にオープン

公開日 2002/06/05 18:42
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ショールーム内の様子
●神田藪そばの直ぐ隣に「アムトランス」が真空管のショールームをオープンした。「アムトランス」は、真空管および関連商品の輸入・卸・販売している会社。秋葉原のラジオセンター内に真空管のお店を持っている。今回、一念発起して、本社を川崎から神田に移転、一階をショールームとして開設したものだ。

遠慮がちな入り口をくぐって、社長の草薙氏にご挨拶、早速スロバキアのブランドJJエレクトロニクス社の真空管式セパレートアンプで試聴させていただいた。最初マランツのCDプレーヤー、次にちょっと手を加えたマイクロのアナログプレーヤーで試聴、「メロウ感じ。やっぱり真空管アンプはいいなあ」というのが率直な印象。草薙氏がショールームをオープンしたのは、真空管の音を是非聴いて欲しいというのが、そもそものキッカケ。草薙社長は測定器メーカーに勤めておられ、趣味が昂じてオーディオの世界に入ったとおっしゃっておられたが、聴いて心地よい音、脳をいやな感じで刺激しない音こそ、価値ある音とする人がここにもいらした。

ショールームは、JJエレクトロニクスのセパレートアンプのほか、チェコのKRオーディオのセパレートアンプなどを試聴できる。勿論取り扱いの真空管、関連商品、アムトランスのオリジナル商品を展示。女性のお客様が退屈しないように家具、絵画、照明も扱う。今後は、このスペースを活用してコンサートや、自作アンプの試聴会などをやってみたいと草薙氏は語る。
今、ビジネスの世界はデジタルで疾走しているかにみえる。でもちょっと疲れたら「アムトランス」のドアをノックしてもいいのではないか。神田淡路町付近は、戦災で焼け残った老舗の飲食店が多い。是非奥様と一緒に立ち寄っていただきたい。
なお、同社ホームページで会員登録すれば、取り扱い商品をネット上で閲覧することができる。(Phile-web編集部)

アムトランス・ショールーム
東京都千代田区神田淡路町2-10-14 ばんだいビル1F

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