テクニクスのターンテーブル「SL−1200」シリーズにニューモデル登場
左:「SL-1200MK5G」 右:「SL−1200MK5」シルバーとブラック |
本機の主な特徴のひとつは、ターンテーブルを回転子とした一体構造D.D.モーターをクォーツロック・コントロールとした高精度な回転により、重量級ターンテーブルがわずか0.7秒で定速回転に達するところである。スムーズな立ち上がりと、タイミング良い頭出しスタートが行える。またターンテーブルを回転子とした一体構造で、DJの酷使にも耐える設計となってる。
「SL−1200MK5G」では、楽器としてのDJ使用を重視し、針飛びしにくい水平加重機構を開発。トレース性能に優れた性能を発揮するS字型トーンアーム架台部に、調整機構を搭載している。これにより、針飛びしにくいDJプレイと音質を重視するDJプレイを両立させた。また従来機種±8%に加え±16%の連続可変ピッチ調整を可能にした。いずれもクォーツロックで正確な回転精度を保つことができる。
様々な使用環境に対し堅牢性、耐久性をはかるため、キャビネット上部は高剛性アルミダイカストを採用、ボトムには一体構造のT.N.R.C.(Technics Non Resonance Compound)、及び特殊重量級ゴムを採用。ターンテーブル自体にも裏面に制震ゴムを施し、スピーカーからの直接音圧や外部振動に対する徹底的な防振を施している。また軸受に独自の研磨方式による精密なピポットベアリングを用いた高感度設計を採用。軸を一点で交差させ、水平、垂直ともに同じ高い初動感度7mgが得られるジンバルサスペンション方式により、優れたトレース性能を実現した。
DJプレイにおける、操作性の向上も追求され、ターンテーブルの調整口からストップブレーキのスピードが容易に調整可能になり、その他にもアームウエイト取り付け部目盛りを追加し使い慣れている針圧が簡単に再現可能、予備のシェルスタンド装備、ピッチコントロールを瞬時に解除できるリセットスイッチを搭載と、枚挙に暇がない。
細部に置いては、今回新たにスタイラスイルミネーションに高輝度ブルーLED(SL−1200MK5G)、高輝度白色系LED(SL−1200MK5)が搭載された。これにより、クラブなどの薄暗いルーム環境でも高い視認性を確保している。
(Phile-web編集部)
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