ケンウッドから新提案「Emotional Sound Series」が発売!
(左)「K-CD01」設置例(右)スピーカー「K-ES01」 |
「Emotional Sound Series」は、長年の研究で培った高音質技術、原音を忠実に再現する最高級の音質と上質感溢れるシンプルなデザイン、そして手の届きやすい価格帯設定の融合をした新提案カーオーディオシステムである。3年間モデルチェンジを行わないという宣言からもケンウッドの製品に対する自信とその優秀さが感じ取れる。
6月中旬に発表されるシリーズのラインナップは、CDレシーバーの「K-CD01」、CD/MDレシーバーの「K-WD01」、スピーカーの「K-ES01」の3モデル。
●CDレシーバー「K-CD01」、CD/MDレシーバー「K-WD01」の特長
(1)OFFSET DUAL DIFFERENTIAL D/A SYSTEM:バーブラウン製高性能24bitD/Aコンバーターを左右独立で使用
音楽データをデジタル-アナログ交換する際に生じる二次歪成分と半導体素子の個体差が音に与える影響に注目し、この問題を解消するための根本から再考、開発されたのが独創システムがOFFSET DUAL DIFFERENTIAL SYSTEMである。高音質で定評のあるバーブラウン製高性能24bitD/Aコンバーターを二つ使用。左右チャンネルに完全独立搭載することで、左右チャンネル同士の電気的干渉を大幅に抑制。さらにこのシステム専用のLSIを新開発。ごく微細な変換誤差まで軽減。ばらつきや2次歪の少ない高精度な音楽信号の抽出を実現した。
(2)独立中点回路システム
カーオーディオは直流電源を使用しているため入力された電源の中間を基準点とした信号増幅システムを採用しており、内部回路のパートごとに基準となる電圧が異なってしまい、音質に悪影響を与えている。この悪影響を改善すべく構築されたシステムが独立中点回路システム。これまでばらつきのあった中点電位の設定を専用回路を設けることで統一化し、入力から出力まで高い純度の信号伝達を可能にした。
(3)カスタマイズ電源コンデンサー
ケースを包むポリプロピレンカバーの色一つで音質が変わるといわれている電解コンデンサー。この繊細なパーツを音質マイスターが1から設計して、試作を重ねた結果が、カスタマイズ電源コンデンサーである。鉛フリーで作られているため、高音質と環境対策の両立にも成功している。
(4)材質まで厳選したアナログ出力コード
高音質を実現するため、信号のアナログ出力コードの材質にも厳選したものを使用。端子には金メッキを施し、金属プラグ間の接触抵抗を抑えるとともに、表面の酸化を防ぐ作用も確保。長期間使用しても音の劣化を防ぐ。
(5)ディフィートコントロール機能
ラウドネスやトーンコントロール回路をパススルーするディフィートコントロール機能を搭載し、よりピュアでクオリティの高い伝送を実現するとともに、より純度の高い音質を確保している。
※製品出荷時はディフィートONの設定となっている
(6)高音質への期待が膨らむ上質感溢れるデザイン
ケンウッドが目指す高音質をデザインでも表現するために、安定感や落ち着きよりも、新しい驚きや期待感を感じられるアルミパーツを採用。光沢あるボリューム感で音質ともに楽しませてくれる。
●16cmカスタムフィットスピーカー「K-ES01」
・ウーファー部
(1)かつてない滑らかな音色を奏でる「備長炭」を採用
ウーファーの振動版に業界で初めてとなる天然素材「備長炭」を使用した「BINCHO-TAN Plus ZYLON Hybrid PP Cone」搭載。単なるカーボン素材ではなく、鉄やカルシウム、マンガンなど天然ミネラル成分を多く含み、高い硬度を持つ備長炭と、強くしなやかなZYLON素材を組み合わせることにより、歪のないフラットな特性とスピード感溢れるクリアなサウンドを実現。
※「ZYLON」は東洋紡(株)の登録商標
(2)外磁型ネオジウム磁気回路
フェライト磁石に対して約10倍の磁力を持ち、温度による磁気特性の変化が少ないネオジウム磁石を搭載。磁気回路を小型化することで、大口径コーンを採用しつつも高い設置性を実現している。また、ネオジウム磁石使用のスピーカーとしては稀有な存在となる、外磁型磁気回路方式を採用。ストロークの自由度が高まっただけでなく、熱の影響も受けにくくなっている。
(3)アルミダイキャストフレーム
強力な磁気回路を支えるために、高剛性のアルミダイキャストフレームを採用。内部損失が大きいというアルミ素材の特性と相成って、不要な振動を抑えて歪の少ない音に貢献している。
(4)スクエアボイスコイル
通常ボイスコイルは丸い断面を持つ線材が使われており、構造上線と線の間にはどうしても隙間が生じてしまい、磁石の力を最大限に活用できない状態にあった。しかし、ボイスコイルに真四角の断面を持つ潜在を採用して、密度を高めることによって、強力なネオジウム磁石の磁束を最大限に活用できる。また、ボイスコイルは2層に巻くことで高域側の再生能力が伸び、一般的なイメージと異なるウーファーユニットとは次元の異なる帯域までの高音再生を可能としている。
(5)AFCダンパー
導線が宙に浮いている一般的な構造では、振動版に当たり、それが音質に影響を与えていた。これを解消するためダンパー部に平らな導線を縫い付けることで均等な重量バランスを実現。取り付けの自由度も大幅に向上。
(6)ローレットターミナル
ウーファーの入力端子は5AWGまで使用可能なローレット方式のスピーカーケーブルターミナルを採用。バナナプラグにも対応している。
・トゥイーター部
(1)高音質フィルムコンデンサー
トゥイーターのハイパスフィルターとして、これまでのアルミ電解コンデンサーに対して高域部分のロスが少なく温度変化の少ないフィルムコンデンサーを採用。高音域の再生能力が飛躍的に向上し、演奏者の息遣いなど音場感をリアルに再現。
(2)25mmチタニウム振動版
大口径25mmの振動板を搭載。素材には、アルミよりも強く、しかも軽量のチタニウムを採用。高音域までバランス良く安定して再生できるだけでなく、スピード感のある音質が再生可能となっている。
(3)銅キャップ
ボイスコイル近くで生じる渦状の電流を排除するため、銅キャップを採用。歪の少ないクリアな音質を実現。伸びのある中・高音域を再生する。
(4)左右調整、上前、下後へスライドが可能なスイベル構造
左右のふり、上前、下後へスライドが可能なスイベル構造を採用。車室内の状況に合わせ、聴きやすい向きに調整可能。
(5)アルミダイキャスト
ケースにはアルミダイキャストを採用。トゥイーターを強固に保持することで、不要な振動を抑えてくれる。
「持つ悦び」と「忠実な原音再生」を実現した「Emotionla Sound Series」を、是非貴方の車で堪能していただきたい。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
問い合わせ先
(株)ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL:045(933)5212
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