綾戸智恵のナレーション付きで蘇る!

富田勲の傑作が新録音で登場、HQCD+DVD『交響詩ジャングル大帝』

公開日 2009/10/02 19:04 季刊オーディオアクセサリー編集部
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手塚治虫の代表作のひとつ『ジャングル大帝』のアニメ音楽を担当した「世界のトミタ」こと富田勲が、手塚治虫の自らの依頼により1966年に作曲した「子どものための交響詩 ジャングル大帝」を自らリメイクし、新たな編曲を加えて再録音し発表することになった。


交響詩ジャングル大帝 2009改定版 ¥3,990 HQCD+DVD
本作は藤岡幸夫指揮日本フィルハーモニー管弦楽団によるフルオーケストラサウンドに、ジャズシンガー綾戸智恵の人情味あふれる魅力的なナレーションが入り、子供から大人まで楽しめる内容に仕上がっている。

HQCD(2chステレオ、ナレーション入り)とDVD(2chステレオ/5.1chサラウンド ナレーションオンオフ可、静止画付き)の2枚組で、手塚治虫が書き下ろしたオリジナルイラスト16点を掲載したブックレット付き。価格は3,990円(税込)。

10月2日に行われた記者会見では富田勲と綾戸智恵が登場し、作品への思い入れを熱く語った。


富田氏「サラウンド音声をぜひ聴いて欲しい。子供達はサラウンドの音でそこに実際に姿がないくてもそちらを向くほど敏感に感じとっている。子供の記憶にずっと記憶に残るはず」
綾戸氏「声で綾戸智恵だと分かるような仕事をやりたかったので、こんなチャンスをいただけて感謝している。画は動かないので、その分心を動かすナレーションを届けようという思いをこめた」

会見では5.1サラウンドでDVDの試写を見ることもできたのだが、富田ワールドの壮大さと、初めて挑んだという綾戸のナレーションの素晴らしさに圧倒された。富田ファン、手塚ファン、綾戸ファンはもちろん、普遍性ある良質な音楽を求める人達にぜひ手に取っていただきたい。

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