【ヘッドホン祭】MYTEKのASIO対応DAコンバーター「Stereo 192 DSD」/新日本無線の新電子ボリューム

公開日 2012/05/12 21:47 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
フジヤエービック主催のヘッドホンイベント「春のヘッドフォン祭 2012」が本日開催された。本稿ではクリプトン、メース、スフォルツァート、新日本無線のブースの模様をお伝えする。

■クリプトン

クリプトンは、96kHz/24bit対応USB DAC&アンプ内蔵スピーカー「KS-1HQM」をメインに据え、ハイレゾ音源や、ドック付きトランスポートと組み合わせたiPod試聴など、本機を使ったネットオーディオスタイルを訴求していた。

iPodやハイレゾ音源などを組み合わせてKS-1HQMをアピール

web限定販売のため、なかなか実機にお目にかかれないKS-1HQM。ホワイトモデルの実機も登場していた


■メース

メースのブースでは、Fanny Wangブランドのヘッドホンや、豪Burson Audioのヘッドホンアンプなどが出展されていた。

Fanny Wangブランドのヘッドホン。こちらを目当てにブースに訪れる女性の姿も見かけられた

Burson Audioのヘッドホンアンプ「HA 160」(税込94,500円)は、筐体の小型化を図りつつも、スイッチング電源を使用せずトランスを中心に構成した電源回路を採用したほか、24ステップの抵抗切替式アッテネーターの搭載、ディスクリート構成のクラスA出力ステージなどこだわりをつめこんだモデル。発売されたのは昨年だが、ここ最近人気が再燃しているのだという。同社説明員は「オーディオマニアのニーズに応えた、かゆいところに手が届く製品だからこそ、また評価が高まっているのではと思う」と語っていた。

人気再燃中というBurson Audioのヘッドホンアンプ「HA 160」(写真上)

また、MYTEKのDAコンバーター「Stereo 192 DSD」も出展。こちらは昨年12月より発売されている製品で、USBやFireWire接続でのDSDネイティブ再生に対応しているのが特徴だ。このたびASIOにも対応した。DSDをPCMファイルに似せてエンコードするDoP方式よりも、ASIO方式の方が安定した動作が可能なのだという。

MYTEKのDAコンバーター「Stereo 192 DSD」


■スフォルツァート

スフォルツァートのブースでは、DLNAのDMRとして動作するネットワークオーディオトランスポート「DST-01」が出展されていた。

DST-01

なお、18日から開催されるハイエンドショウにて、本機をネットワーク経由でのDSDネイティブ再生に対応させたモデルが参考出展されるとのこと。こちらにもぜひ注目したい。


■新日本無線

新日本無線は、同社のオペアンプ“MUSES”シリーズや、新製品となる2チャンネル電子ボリューム「MUSES 72320」をアピールしていた。

オペアンプ“MUSES”シリーズと2チャンネル電子ボリューム「MUSES 72320」(中央)

「MUSES 72320」を組み込んだアンプによる試聴デモも行われていた

MUSESのオペアンプには定評があるが、同社は「部品メーカーとして多くの方に一貫した高音質ソリューションを提供したい」という考えから、オペアンプ同様の開発コンセプトを踏襲し、この電子ボリューム「MUSES 72320」を開発したとのこと。価格は1つ2,500円程度で、秋葉原の秋月電子などで購入することができる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク