DACのみの「818v3」も
メリディアン、MQA-CDの“フル再生”に世界初対応したCDプレーヤー「806v6」ー 175万円
ハイレス・ミュージックは、英MERIDIAN(メリディアン)のMQA-CD再生対応CDプレーヤー/DAC/プリ「808v6」と、DAC/プリ「818v3」を7月7日より発売する。いずれも受注生産品で、カラーはブラックとメリディアンシルバーの2種類を用意する。
■“800シリーズ”
・「808v6」 DAC/デジタルプリアンプ/CDプレーヤー ¥1,750,000(税抜)
・「818v3」 DAC/デジタルプリアンプ/ ¥1,250,000(税抜)
818v3は、メリディアンが誇るDSP技術を投入したというDACシステム。USB-DACやネットワークプレーヤーを統合し、豊富なアナログ/デジタル入出力を搭載。MQA/DSD/PCMと多様なハイレゾファイル再生に対応する。
808v6は、818v3をベースにCD再生機能を加えたモデル。CDにMQAファイルを収録、CDプレーヤーで再生することができる「MQA-CD」(関連ニュース)について、MQAデコードまで含めて再生することに世界初対応した。メリディアンの共同創業者であるボブ・スチ ュアートとアラン・ブースロイド両名のシグネーチャーが入ったモデルとなる。
CD再生機能を備えた808v6は、MQA-CD再生に対応。CDから読み取ったMQAデータをデコードして、フルスペックで再生することができる(MQA-CDの詳細についてはこちらの記事を参照)。
ドライブメカには、高精度3ビームピックアップを採用したマルチスピードCD-ROMドライブを採用。独自のサーボコントロール・プログラムにより、マルチパスで読み取りを行い、データーリカバリーとエラー補正を多重的に繰り返して読み取り性能を三桁精度まで向上させたという。スクラッチや指紋などでダメージを受けたディスクの信号読み取り能力も改善している。再生可能ディスクは、CD、CD-R、CD-RW。SACD再生には対応していない。
両モデルにおいて、FIFO(ファーストイン・ファーストアウト)メモリーバッファリングによる高精度クロックを採用。一般的に使われているPLL(フェイズロックループ)を使わず、FIFOメモリーを3基用いてバッファリングすることで、クロック精度を大幅に改善させた。
CD再生以外の入出力は両モデルで共通。デジタル入力については、USB-B(PC)、LAN(ネットワーク再生)、同軸デジタル×2、光デジタル×2を搭載する。いずれのデジタル入力についても、MQAのデコードに対応する。
USB入力は192kHz/24bitまでのPCM、2.8MHzまでのDSD(DoP)に対応。ネットワーク再生はRoonReady、メリディアンの独自規格であるSooloosに対応しており、再生フォーマットはUSBに準じている。
同軸デジタル入力は192kHz/24bit PCMおよび2.8MHz DSD(DoP)に、光デジタルは96kHz/24bit PCMに対応する。
本機はデジタルプリ機能も内蔵しており、アナログRCA(アンバランス)入力も6系統搭載。アナログ出力は、バランスXLRを1系統、アンバランスRCAを1系統備える。デジタル出力は、同軸デジタルを1系統搭載。そのほか、独自のSpeakerLinkの入出力端子を搭載している。
サウンド面では、フラグシップモデルとして、デジタルノイズ全般を最小化させる設計スキームによって音楽信号をありのままに再現させることを目指した。MQA開発で得られた知見やノウハウを活かして、DSD、PCMともに時間軸情報の再現精度向上を実現。より自然な再生音質を実現したという。
また、独自のレゾリューション・エンハンストDSPを搭載。信号処理精度を大きく向上させたという最新のDSPチップ採用することで、プリ・リンギングノイズを低減させるアポダイジング・フィルターや、ビデオ素材におけるリップシンクにも対応可能となった。
■理想のブロック独立基板/一体システム構造
筐体中央のマザーボードに対して、各ブロックを独立させた高密度基板をマウントするという独自の構成を採用。これによりノイズコントロールやシールド性能の向上、信号経路の最適化を実現することに加えて、将来のアップデートにも柔軟に対応できるという。自社開発・自社生産による高密度実装技術も、上述のような音質対策の実現に貢献している。
電源は、本機のためにブラッシュアップされた大型トロイダルトランスを用いたアナログ電源を搭載。同社は1984年登場のMCD/MCD-PROからカスタムデザインの電源ユニットをCDプレーヤーに搭載し、以来電源における徹底した低ノイズ化、各ブロックへ電源をリニアに独立供給する構成を進めてきた。これらのノウハウをブラッシュアップして、本機に投入したという。
筐体については、シールド効果の高いアルミ筐体をさらに強固なアルミパネルで覆う二重構造を採用。ノイズ対策を徹底した。
リモコンは、20年にわたって採用されてきた大型リモコン「MSR+」を同梱。主要機能は本体のシーリングパネル内からも操作できる。本体にはLCDディスプレイを備えているが、こちらはアナログ音質にも十分配慮されていると説明されている。
いずれのモデルもケンブリッジの自社工場で多層高密度基板の製造からアッセンブリまでハンドメイドで生産されるとのことだ。
外形寸法はいずれも481W×175H×411Dmm。質量は808v6が17.2kg、818v3が16.0kgとなる。
■“800シリーズ”
・「808v6」 DAC/デジタルプリアンプ/CDプレーヤー ¥1,750,000(税抜)
・「818v3」 DAC/デジタルプリアンプ/ ¥1,250,000(税抜)
818v3は、メリディアンが誇るDSP技術を投入したというDACシステム。USB-DACやネットワークプレーヤーを統合し、豊富なアナログ/デジタル入出力を搭載。MQA/DSD/PCMと多様なハイレゾファイル再生に対応する。
808v6は、818v3をベースにCD再生機能を加えたモデル。CDにMQAファイルを収録、CDプレーヤーで再生することができる「MQA-CD」(関連ニュース)について、MQAデコードまで含めて再生することに世界初対応した。メリディアンの共同創業者であるボブ・スチ ュアートとアラン・ブースロイド両名のシグネーチャーが入ったモデルとなる。
CD再生機能を備えた808v6は、MQA-CD再生に対応。CDから読み取ったMQAデータをデコードして、フルスペックで再生することができる(MQA-CDの詳細についてはこちらの記事を参照)。
ドライブメカには、高精度3ビームピックアップを採用したマルチスピードCD-ROMドライブを採用。独自のサーボコントロール・プログラムにより、マルチパスで読み取りを行い、データーリカバリーとエラー補正を多重的に繰り返して読み取り性能を三桁精度まで向上させたという。スクラッチや指紋などでダメージを受けたディスクの信号読み取り能力も改善している。再生可能ディスクは、CD、CD-R、CD-RW。SACD再生には対応していない。
両モデルにおいて、FIFO(ファーストイン・ファーストアウト)メモリーバッファリングによる高精度クロックを採用。一般的に使われているPLL(フェイズロックループ)を使わず、FIFOメモリーを3基用いてバッファリングすることで、クロック精度を大幅に改善させた。
CD再生以外の入出力は両モデルで共通。デジタル入力については、USB-B(PC)、LAN(ネットワーク再生)、同軸デジタル×2、光デジタル×2を搭載する。いずれのデジタル入力についても、MQAのデコードに対応する。
USB入力は192kHz/24bitまでのPCM、2.8MHzまでのDSD(DoP)に対応。ネットワーク再生はRoonReady、メリディアンの独自規格であるSooloosに対応しており、再生フォーマットはUSBに準じている。
同軸デジタル入力は192kHz/24bit PCMおよび2.8MHz DSD(DoP)に、光デジタルは96kHz/24bit PCMに対応する。
本機はデジタルプリ機能も内蔵しており、アナログRCA(アンバランス)入力も6系統搭載。アナログ出力は、バランスXLRを1系統、アンバランスRCAを1系統備える。デジタル出力は、同軸デジタルを1系統搭載。そのほか、独自のSpeakerLinkの入出力端子を搭載している。
サウンド面では、フラグシップモデルとして、デジタルノイズ全般を最小化させる設計スキームによって音楽信号をありのままに再現させることを目指した。MQA開発で得られた知見やノウハウを活かして、DSD、PCMともに時間軸情報の再現精度向上を実現。より自然な再生音質を実現したという。
また、独自のレゾリューション・エンハンストDSPを搭載。信号処理精度を大きく向上させたという最新のDSPチップ採用することで、プリ・リンギングノイズを低減させるアポダイジング・フィルターや、ビデオ素材におけるリップシンクにも対応可能となった。
■理想のブロック独立基板/一体システム構造
筐体中央のマザーボードに対して、各ブロックを独立させた高密度基板をマウントするという独自の構成を採用。これによりノイズコントロールやシールド性能の向上、信号経路の最適化を実現することに加えて、将来のアップデートにも柔軟に対応できるという。自社開発・自社生産による高密度実装技術も、上述のような音質対策の実現に貢献している。
電源は、本機のためにブラッシュアップされた大型トロイダルトランスを用いたアナログ電源を搭載。同社は1984年登場のMCD/MCD-PROからカスタムデザインの電源ユニットをCDプレーヤーに搭載し、以来電源における徹底した低ノイズ化、各ブロックへ電源をリニアに独立供給する構成を進めてきた。これらのノウハウをブラッシュアップして、本機に投入したという。
筐体については、シールド効果の高いアルミ筐体をさらに強固なアルミパネルで覆う二重構造を採用。ノイズ対策を徹底した。
リモコンは、20年にわたって採用されてきた大型リモコン「MSR+」を同梱。主要機能は本体のシーリングパネル内からも操作できる。本体にはLCDディスプレイを備えているが、こちらはアナログ音質にも十分配慮されていると説明されている。
いずれのモデルもケンブリッジの自社工場で多層高密度基板の製造からアッセンブリまでハンドメイドで生産されるとのことだ。
外形寸法はいずれも481W×175H×411Dmm。質量は808v6が17.2kg、818v3が16.0kgとなる。
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