ロッキーブースも紹介
<TIAS>ノア、Sonus faber「AIDA II」「Sonetto」をデモ。FRANCO SERBLINからも新スピーカー
11月18日まで、東京・有楽町の国際フォーラムで開催中の「2018 東京インターナショナルオーディオショウ」(TIAS 2018)。本項ではノア、アーク・ジョイア、ロッキー・インターナショナルの3ブースをレポートする。
■ノア/アーク・ジョイア
ノアとアーク・ジョイアのブースでは、様々な国のブランドが勢揃いしている。
デモシステムは、最高品位のサウンドを楽しむためのスピーカーとして、伊Sonus faber(ソナス・ファベール)の「Aida II」(ペア1,380万円)を使用。藤岡誠氏のレビュー記事でも紹介している本機は、2011年に発売された「AIDA」(アイーダ)の新世代モデルで、Sonus faberのトップエンドモデルとなる。内部構造やドライバーユニットを刷新し、さらに高いパフォーマンスを発揮できるように進化させた。また位相幾何学に基づいた最新の研究成果をベースに、4ポイントのクロスオーバーポイントを設定しているのも見どころだ。
1,000万円オーバーのモデルをアピールする一方で、Sonus faberの持つ技術やアイデンティティーを受け継ぎながら、より手頃な価格を実現したのが「Sonetto」(ソネット)シリーズ。こちらも音出しを行っていた。
ブックシェルフ型スピーカー「Sonetto I」は、ペア198,000円という価格を実現。フロアスタンドのシリーズ最上位機「Sonetto VIII」は90万円(ペア)となるが、シリーズ全体として買いやすい価格帯になっていることは間違いない。また、専用設計のユニット群を搭載していることもポイントだ。
手頃な価格と言っても、手を抜かないのがSonus faber。イタリアの職人による手作業の仕上げにより、北イタリア・ヴィチェンツァの工房で製造される「MADE IN ITALY」製品である。
Burmester(ブルメスター)では、リファレンス・ラインのプリアンプ「077+PSU」が新製品として登場。プリアンプ「077」に別筐体の外部電源を備えたシステムで、価格は600万円。なお「077」には、オプションでDACモジュールなどを装着することもできる。XLRバランス入力は6系統だが、うち1系統をサラウンド入力に変更することも可能だ。
またアナログ関連では、KLAUDIOの超音波式レコードクリーナーを展示。「CLN-LP200」などが置かれていた。また注目したいのは、analogmagikのアナログ・セッティングシステムだ。PC用ソフトウェアとテスト用LPのセットで、価格は84,000円。これを使うことで、カートリッジの左右アジマス傾き、ターンテーブルの回転速度とワウ・フラッター値、システム全体の共振など、様々な項目を測定できる。問題がある数値を確認できたら、それに合わせてシステム全体を追いこんでいける。
アーク・ジョイアのブースでは、FRANCO SERBLIN(フランコ・セルブリン)の最高級スピーカー「Ktema」を、Burmesterのパワーアンプ「911MK3」でドライブ。プリアンプにはBespoke Audioのトランス式パッシブプリアンプ「Passive Pre-amplifier」を使っていた。
なおFRANCO SERBLINでは、取材時は音出しを行っていなかったが、スピーカー新モデルとして「LIGNEA」が登場。こちらは74万円(ペア)と、同ブランドとしては最も手頃な価格のフロアスタンディング型スピーカーとなる。
またブース内には、PRYMAのヘッドホンも展示。独創的で美しいデザインのヘッドホンが、ハイエンドオーディオ機器の世界観とマッチしていた。
さて、ノアとアーク・ジョイアのブースのあちこちに置かれていたのが、カナダ「molo」(モロ)のソフトウォールとソフトブロックだ。
ペーパー素材とポリエチレン素材の2種類があり、蛇腹のように引き伸ばして長さを調整したり、曲面を作ったりと、様々な設置方法へ柔軟に対応できる。内部は蜂の巣状のハニカム構造となっており、高い耐久性も実現。もちろん音質的にも、米国標準技術研究所で認定された吸音効果を持つ。さらにS字設置にすれば拡散効果も得られるという。美しさと音質改善効果を両立したいなら注目すべき商品だ。
■ロッキー・インターナショナル
ロッキー・インターナショナルは、英WHARFEDALE(ワーフェデール)のスピーカー「DIAMOND 11」シリーズ、英Castleのスピーカーなどを中心に展示を行っていた。
DIAMONDシリーズは、1982年に発売された初代シリーズから30数年ものあいだ続いている、同ブランドの定番シリーズ。「申し分のないパフォーマンスを多くの人の手が届く価格帯で実現する」ことをコンセプトにしている。
11シリーズでは、ウーファーとミッドレンジニケブラーコーンを採用し、分散ポートシステムを採用するといった既存のアイデアを採用しながら、キャビネットやドライブユニット、クロスオーバーなどに新規設計を施し、価格以上の性能を実現したという。
また、この11シリーズ用に開発されたトゥイーターをさらに改良し、最新世代のケブラーコーンや独自のバスレフポート「P-EQ」を搭載したブックシェルフスピーカー「D300」も置かれていた。
そのほかロッキーブースには、audioproのBluetoothスピーカー「ADDON T3」や、BEWITHのスピーカーシステム、QUADのヘッドホン「ERA-1」なども展示されていた。
■ノア/アーク・ジョイア
ノアとアーク・ジョイアのブースでは、様々な国のブランドが勢揃いしている。
デモシステムは、最高品位のサウンドを楽しむためのスピーカーとして、伊Sonus faber(ソナス・ファベール)の「Aida II」(ペア1,380万円)を使用。藤岡誠氏のレビュー記事でも紹介している本機は、2011年に発売された「AIDA」(アイーダ)の新世代モデルで、Sonus faberのトップエンドモデルとなる。内部構造やドライバーユニットを刷新し、さらに高いパフォーマンスを発揮できるように進化させた。また位相幾何学に基づいた最新の研究成果をベースに、4ポイントのクロスオーバーポイントを設定しているのも見どころだ。
1,000万円オーバーのモデルをアピールする一方で、Sonus faberの持つ技術やアイデンティティーを受け継ぎながら、より手頃な価格を実現したのが「Sonetto」(ソネット)シリーズ。こちらも音出しを行っていた。
ブックシェルフ型スピーカー「Sonetto I」は、ペア198,000円という価格を実現。フロアスタンドのシリーズ最上位機「Sonetto VIII」は90万円(ペア)となるが、シリーズ全体として買いやすい価格帯になっていることは間違いない。また、専用設計のユニット群を搭載していることもポイントだ。
手頃な価格と言っても、手を抜かないのがSonus faber。イタリアの職人による手作業の仕上げにより、北イタリア・ヴィチェンツァの工房で製造される「MADE IN ITALY」製品である。
Burmester(ブルメスター)では、リファレンス・ラインのプリアンプ「077+PSU」が新製品として登場。プリアンプ「077」に別筐体の外部電源を備えたシステムで、価格は600万円。なお「077」には、オプションでDACモジュールなどを装着することもできる。XLRバランス入力は6系統だが、うち1系統をサラウンド入力に変更することも可能だ。
またアナログ関連では、KLAUDIOの超音波式レコードクリーナーを展示。「CLN-LP200」などが置かれていた。また注目したいのは、analogmagikのアナログ・セッティングシステムだ。PC用ソフトウェアとテスト用LPのセットで、価格は84,000円。これを使うことで、カートリッジの左右アジマス傾き、ターンテーブルの回転速度とワウ・フラッター値、システム全体の共振など、様々な項目を測定できる。問題がある数値を確認できたら、それに合わせてシステム全体を追いこんでいける。
アーク・ジョイアのブースでは、FRANCO SERBLIN(フランコ・セルブリン)の最高級スピーカー「Ktema」を、Burmesterのパワーアンプ「911MK3」でドライブ。プリアンプにはBespoke Audioのトランス式パッシブプリアンプ「Passive Pre-amplifier」を使っていた。
なおFRANCO SERBLINでは、取材時は音出しを行っていなかったが、スピーカー新モデルとして「LIGNEA」が登場。こちらは74万円(ペア)と、同ブランドとしては最も手頃な価格のフロアスタンディング型スピーカーとなる。
またブース内には、PRYMAのヘッドホンも展示。独創的で美しいデザインのヘッドホンが、ハイエンドオーディオ機器の世界観とマッチしていた。
さて、ノアとアーク・ジョイアのブースのあちこちに置かれていたのが、カナダ「molo」(モロ)のソフトウォールとソフトブロックだ。
ペーパー素材とポリエチレン素材の2種類があり、蛇腹のように引き伸ばして長さを調整したり、曲面を作ったりと、様々な設置方法へ柔軟に対応できる。内部は蜂の巣状のハニカム構造となっており、高い耐久性も実現。もちろん音質的にも、米国標準技術研究所で認定された吸音効果を持つ。さらにS字設置にすれば拡散効果も得られるという。美しさと音質改善効果を両立したいなら注目すべき商品だ。
■ロッキー・インターナショナル
ロッキー・インターナショナルは、英WHARFEDALE(ワーフェデール)のスピーカー「DIAMOND 11」シリーズ、英Castleのスピーカーなどを中心に展示を行っていた。
DIAMONDシリーズは、1982年に発売された初代シリーズから30数年ものあいだ続いている、同ブランドの定番シリーズ。「申し分のないパフォーマンスを多くの人の手が届く価格帯で実現する」ことをコンセプトにしている。
11シリーズでは、ウーファーとミッドレンジニケブラーコーンを採用し、分散ポートシステムを採用するといった既存のアイデアを採用しながら、キャビネットやドライブユニット、クロスオーバーなどに新規設計を施し、価格以上の性能を実現したという。
また、この11シリーズ用に開発されたトゥイーターをさらに改良し、最新世代のケブラーコーンや独自のバスレフポート「P-EQ」を搭載したブックシェルフスピーカー「D300」も置かれていた。
そのほかロッキーブースには、audioproのBluetoothスピーカー「ADDON T3」や、BEWITHのスピーカーシステム、QUADのヘッドホン「ERA-1」なども展示されていた。