【analog70号情報】6種類の交換針、どれが好みか一気聴き

『世にも奇妙な物語』などで知られる作曲家・`島邦明氏のカートリッジ選びをレポート

公開日 2020/12/30 10:00 季刊アナログ編集部
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『季刊analog vol.70』では、レコード悦楽人SPECIALとして、大ヒットゲームソフトウェア「クーロンズ・ゲート」の音楽監督や、フジサンケイ系テレビドラマ「世にも奇妙な物語」のテーマ音楽を手掛ける、音楽家で作曲家の`島邦明(はいしま くにあき)氏によるカートリッジ選びの試聴レポート記事を掲載している。

『季刊analog vol.70』定価1,680円(本体1,527円)

根っからのクラシック、プログレッシブ・ロック好きの`島氏が、昨冬に『クーロンズ・ゲート』のリマスタリングLPが発売されたこともあってオーディオに開眼し、このところアナログレコード再生にどっぷりの日々を送っているという。

「カートリッジ選びは最高の快楽です」と語る、アナログレコードの魅力に、このところすっかり嵌まってしまったという`島邦明(はいしま くにあき)氏。

そんななか、カートリッジを新調したいという相談が、オーディオ評論家の小原由夫氏へ共通の友人を介して届いた。そこで小原氏は事前に好みの音質傾向をリサーチして、オーディオテクニカ「VM700シリーズ」に白羽の矢を立てた。このシリーズは、VM型(MM型同様に使用可能)の最新モデルで、6種類の形状の異なるスタイラスが用意されており、好みに応じて自由に使い分けと交換を楽しめるという互換性が特徴となっている。

そこでVM700ボディを同ブランドのヘッドシェル「AT-LH15/OCC」に装着。そして6種類の針先を用意して、順に交換針だけを取り替えてその率直な感想を述べながら、次々に聴き比べていく、その実況レポートを掲載したのが本企画となる。

用意した交換針6種を次々つけ替えると「こんなに音が違うとは!」と聴いてびっくりの世界が……

小原氏立ち合いのもとで、`島邸のオーディオシステムにて、`島氏本人、友人を交えて、好みの1本を探す聴き比べ会が挙行された。聴き比べるのは、接合丸針、無垢楕円針、無垢シバタ針、接合楕円針、無垢マイクロリニア針、無垢特殊ラインコンタクト針、以上6つの形状。そして用意されたレコード盤は、`島氏のオリジナル愛聴盤3枚。

ボディが同じで「針先だけの違い」が、果たしてどんな音の違いとして聴けるのか――。そして、お気に入りの針は見つかるのだろうか――。

`島作品のLP『KOWLOON'S GATE SOUNDTRACK』を最後に

少しだけここに感想を出すならば、6種類の針先、どれもかなり音が異なっており、一挙に聴き比べたことで、針の以外な音質傾向も掴むことができたということ。最後は、お気に入りの針で`島氏のLP『KOWLOON'S GATE SOUNDTRACK』を聴き、全員でアナログの魅力を味わった。ワクワクしながら読み進んで欲しい企画となっているので、ぜひとも誌面をご覧下さい。

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