内部や機能各種をリファイン

オーロラサウンド、性能ブラッシュアップしたLCR型フォノイコライザー「VIDA-MkII」

公開日 2021/09/22 17:21 編集部:小野佳希
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オーロラサウンドは、LCR型RIAAイコライザー回路搭載という特徴を前モデルから引き継ぎつつ、各種性能をブラッシュアップしたフォノイコライザーアンプ「VIDA-MkII」を10月10日に発売する。価格は409,200円(税込)。

VIDA-MkII

LCR型RIAAイコライザー回路を採用した構成や外観デザインは前モデルから踏襲。そのうえで、内部および機能に各種のリファインを行った後継モデル。LCRフィルター部のRIAAチョークトランスは前モデルとおなじくルンダール社製の特製カスタム品だが、今回、さらなる低等価直流抵抗値を厳密に管理・厳選したものを採用したという。

後段のアンプ回路は、前モデルが「Aurora Amp module-1」だったところから、最上位モデル「VIDA Supreme」が採用する「AMP module-2 Rev.4.0」へと変更。また、内部配線ハーネスをなくし増幅部とコントロール部を機能的に配置するなど信号経路の最適化も図り、プリント基板も外来ノイズに強いものを新規開発した。

これらによって、「より充実した中域、タイトで明瞭な低域、落ち着いた高域を実現した」と同社はアピール。L/Rのチャンネルセパレーションが6dB(2倍)改善したほか、全高調波ひずみ率+ノイズ性能を0.025%から0.012%に改善した。加えて、長期安定性も改善され、温度変化や経年変化にさらに強くなったとしている。

機能面では、フォノ入力をMC/MM選択から「Phono-1」「Phono-2」に変更。また、ゲインと入力負荷をMC/MMの選択方式に変更した。これらによりMC 2系統、MM 2系統、MC/MMなどフレキシブルな対応ができるよう配慮した。

背面端子部

また、MUTEスイッチをオムロン製に変更することでし操作感の向上を図った。そのほか、RCAジャックは前モデル同様にソリッド真鍮+ロジウムメッキ製で、VIDAでサポートしていた各種オプションもそのまま継承している。

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