“ストリーミング時代のミニコンポ”構築も容易

BLUESOUND、アンプ一体型ネットワークプレーヤー「POWERNODE EDGE」。eARC対応のHDMIも搭載

公開日 2022/12/26 08:00 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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(株)PDNは、同社が取り扱うBLUESOUNDブランドより、アンプ一体型のネットワークプレーヤー「POWERNODE EDGE」を発売する。価格はオープンだが、市場予想価格は税込99,000円前後。2023年2月の発売予定で、カラーはホワイトとブラックを用意する。

BLUESOUND「POWERNODE EDGE」(ブラック)

BLUESOUND「POWERNODE EDGE」(ホワイト)

POWERNODE EDGEは、クアッドコア1.8GHz ARM CortexTM A53プロセッサーと40W×2(@8Ω)のDirectDigitalアンプ機能、同社のネットワーク再生プラットフォーム「BluOS」を搭載し、スピーカーを組み合わせるだけで、さまざまなネットワーク再生を楽しむことができるネットワークプレーヤー/ストリーマーとなっている。

デスクトップオーディオの使用イメージ

入力はUSB typeA、LANに加え、eARC対応のHDMI端子も装備。また光デジタル/アナログ共用のミニ端子も搭載する。スピーカー出力は1系統、サブウーファー出力も備える。

「POWERNODE EDGE」の背面端子

外形寸法は219W×44.5H×193Dmm。ハーフサイズの幅でラックに収まりやすいサイズになっていることに加え、高さもアンプ内蔵の「POWERNODE」やアンプ非搭載の「NODE」より少し低くなっており、テレビ下などに組み込むことも可能。またPOWERNODEは3Pタイプの電源だったのに対し、POWERNODE EDGEではメガネ型に変更されている。

「POWERNODE EDGE」(手前)と「NODE」(奥)。写真では分かりづらいがPOWERNODE EDGEのほうが少し背が低い

「POWERNODE」(左)と「POWERNODE EDGE」(右)。端子はほぼ共通で、電源部がメガネ型に変更されている

スマートフォンもしくはPC/Macからアプリ「BluOS Controller」を介して音楽再生の操作が可能。またフロントパネルに備えたタッチコントロールで、再生・一時停止なども行える。ローカルサーバーの音源はもちろん、TIDALやAmazon musicなどの音楽配信サービスと連携も可能。AirPlay 2やBluetooth接続にも対応し、BluetoothコーデックはaptX HDをサポートする。なお有線のヘッドホン端子は非搭載となる。

フロントの●は受光部で、ヘッドホン端子は省かれている

付属品にはメガネ型の電源ケーブルとLANケーブルを同梱する。なお、ブラックモデルにはケーブル類もブラックカラー、ホワイトモデルにはホワイトカラーのケーブルとなっている。また壁掛けなどにも利用できる専用ウォールブラケットキットも用意される。

壁掛けできる専用キットも付属

ホワイトモデルにはLANケーブル、電源ともにホワイトカラーに

また他のBLUESOUNDシステムと組み合わせて、サラウンドシステムのリアチャンネル用アンプとして使用することもできる。

PDNの試聴スペースにて、パラダイムのスピーカー「Founder 80F」と組み合わせて音を確認したが、サイズ以上のパワーを感じられるとともに、濃密な中域表現が魅力。特にデスクトップオーディオでは全く不満のない再生が実現できそうだ。BluOS Controllerの操作性は抜群で、さまざまなストリーミングサービスを柔軟に横断してプレイリスト化・楽曲再生が可能となる。

パラダイムの「Founder 80F」も十分に鳴らし切る

昨今いわゆる「ミニコンポ」スタイルの製品は非常に少なくなってしまったが、このPOWEREDGE NODEとコンパクトスピーカーの組み合わせで、“ストリーミング時代のミニコンポ” を簡単に構築できる可能性を感じさせてくれた。

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