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<HTP編集長・川嶋のCEDIAレポート>AVアンプへの搭載が目立つSilicon Optix社のHQV

公開日 2007/09/09 16:24
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画質向上の決め手、映像機器の心臓部として知られる映像プロセッシング技術“HQV”。その生みの親であるSilicon Optix社はCEDIA期間中、コンベンションセンターに隣接する“デンバー・パフォーミングアーツ・コンプレックス”にてプライベートショーを行った。広々とした会場の奥に350インチは優に超える巨大なスクリーンを設置。そこにJVCの業務用D-ILAプロジェクターで映像を投写している。このプロジェクターには同社のプロセッサーが内蔵されているという。その緻密な1080pの映像はフィルムを超えたといっても過言ではなく、来場者から賛嘆の声が上がっていた。

さて、昨年まではDVDプレーヤー、プロジェクター、薄型テレビへの搭載が目立った“HQV”。もちろん、今年もプロジェクターや薄型テレビへの搭載は多いが、より目立つのはAVアンプへの搭載である。同社のプライベートショーでも同社のプロセッサー搭載のデノン、オンキヨーのAVアンプが展示され、注目を集めていた。HDMI時代に突入し、AVアンプにも優れた映像プロセッサーが必要とされていることもあり、今後はさらにHQV搭載AVアンプが増えていくだろう。大いに期待したい。

オンキヨーのAVアンプにもHQVが搭載

東芝のHDプレーヤーにもHQVが搭載されている

デノンのAVアンプにも搭載。AVアンプのVの部分に相当する機能はこれまで見逃されがちだったが、HDMIで映像も音声も伝送する現在、高画質プロセッサーの搭載は一般化していくだろう

また、新たな試みとしてGATE WAYのPCに同社のプロセッサーの搭載がはじまっている。近年、PCにおける動画再生_例えばゲームやネットからストリーミングした映像の再生_の急増に対して、画質の向上が急務とされていた。こうした状況における新たな試みとして期待したい。

GATE WAYのPCへのHQVの搭載は、PCでの動画再生が一般化した現在にあって必然とも言えよう

もちろんプロジェクターへの搭載も多い。三菱のLVP-HC6000にも搭載されている

なお、HQVは本年のプライムタイム・エミー賞を技術部門で受賞した。詳細は次号の『ホームシアターファイル』にてお伝えする。

プライムタイム・エミー賞受賞を知らせる表示。隣に立つのは会場を構成したという同社のお美しい女性(すみません、あまりにもお美しいので名前を聞き忘れていました…)

(ホームシアターファイル編集部・川嶋)

[CEDIA2007REPORT]

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