FOSTEX&GENELECからも注目のモニタースピーカー
<Inter BEE>ゼンハイザーのワイヤレスシステム&ヘッドホン/テクニカの高音質リボンマイク/RME「Babyface」
■オーディオテクニカ
オーディオテクニカのブースでは、楽器用のマイクロホンやステージ用ワイヤレスシステム、モニターヘッドホンなどプロフェッショナルオーディオの豊富なラインナップが紹介されている。
楽器用マイクロホンの中で、ひときわ注目を集めているのが双指向性リボンマイクロホンの「AT4080」。従来のリボンマイクの高音質を継承しながら、同社の先端技術によりハンドリング性能も向上させた最新モデル。
サイドアドレス型を採用し、リボンマイクの暖かみある自然な音色を持ちながら、マイクプリアンプやミキサーで容易に扱えるハイゲイン設計を実現。長期間の使用に耐えうる高い耐久性を持たせている。新設計のデュアルリボン構造による高感度特性を獲得。コンデンサー型のマイクと同じケーブルにつなぎ、48Vファントム電源で駆動可能な設計としている。
コンデンサー型マイクのエントリー「20」シリーズも同社期待の新製品。入門向けのモデルながら、同社のハイスペックモデルを継承する高音質ユニットを搭載したハイコストパフォーマンスモデル。宅録用にも手軽に使い込めるマイクとして人気を集めているという。
ヘッドホン製品の展示では、DJヘッドホン「ATH-PRO700 MK2」(関連ニュース)、楽器用ヘッドホン「ATH-EP700」(関連ニュース)なども注目の新製品。
「ATH-PRO700 MK2」は密閉ダイナミック型のオーバーヘッドホンで、専用設計の直径53mmドライバーを搭載する。片耳モニターに適した50度/90度ハウジング回転機構を採用。ネジ式の着脱式コードを採用し、ストレート/カールコードを使い分けられる。
「ATH-EP700」は、電子ピアノでの演奏用として音質をチューニングしたオープンエア型のヘッドホン。直径40mmドライバーを搭載する。カラーバリエーションはブラウンとオレンジの2色。
■RME
シンタックスジャパンは、同社が取り扱うRMEブランドのUSBオーディオインターフェース「Babyface」を参考出展した。本機の発売は来年2月頃が予定されており、価格は6万円前後になる見込み。
本機は192kHz対応のAD/DAコンバーター、リファレンスのマイクプリアンプを2機搭載。2機のデジタル制御のプリアンプには、それぞれ独立した48Vのファンタム電源が利用できる。
付属のケーブルを使って最大10入力/12出力チャンネルの同時接続が可能。本体の光入力はADAT(S/MUX対応)と、S/PDIF(最大192kHz)を選ぶことができる。ヘッドホン出力には192kHz対応の専用DACを搭載し、本体にminiTRSジャック、ブレイクアウトケーブル経由ではステレオTRSジャックも対応する。ギターなどの楽器を録音する場合は、1つの入力をHi-Z入力に切り替えられる。またMIDI入出力も設けている。
新開発のミキサー/ルーターソフト「TotalMix FX」には、従来のミキシング、ルーティング機能に加えて様々な新規機能が追加された。ハイエンドデジタルミキサーと同等の機能を備え、3バンドEQやリバーブ、ディレイなどの機能を搭載している。またDSPペースのハードウェアにより、RMSやピークレベルの処理がCPUに大きな負担をかけずに実行できるメリットももたらされるという。
本体には2基のUSB接続が設けられ、本体はバスパワー駆動により機能することが可能。ACアダプタでの給電によりスタンドアロンでの駆動にも対応する。
■オヤイデ
オヤイデのブースには、同社のプロフェッショナル向けのブランド“NEO”からのケーブル、アクセサリー製品が並んでいる。
DJやサウンドクリエイター向けに訴求する「NEO d+」シリーズからは、オーディオグレードのUSBケーブルやRCAオーディオケーブルが出展されている。
このほかにも電源ケーブル「Black Mamba-α」や、電源ケーブル「L/i 50 OFC」をギター・ベースアンプ・アナログ機器用にモディファイした「Li 50 G5」なども注目のアイテムだ。
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