フラットパネルディスプレイの総合技術展
FPD Internationalが開幕 − 3D/4K/有機EL/電子ペーパー/変わり種アクセサリーなど注目展示が多数
■Chimei Innolux(奇美電子)
台湾大手のChimei InnoluxはQFHD(3840×2160)ディスプレイや大型3Dディスプレイを始めとした幅広い製品群を展示。
QFHDディスプレイには「V460DC1-LD1」という型番が付いており、サイズは46インチ。台湾ではすでに販売を開始しているという。
また、QFHDパネルを搭載し3Dにも対応した(ただし3D時の解像度は1440×720)56インチのディスプレイも参考展示。そのほか240Hz駆動の65インチモデルや、低消費電力で9.9mの狭ベゼルも実現した55インチモデルといった3D対応ディスプレイの数々も披露している。
加えて、上部で3.73mm、左右が4.3mmという狭ベゼルかつ厚み12mmという薄さも実現した55インチディスプレイなども参考展示。そのほか、1080pや7.1ch音声をモバイル機器からテレビなどに伝送可能でHDCP対応の独自技術「MHL(Mbile High-Definition Link)」の紹介なども行っている。
■Samusung Electronics
サムスンは、75インチで240Hz駆動の3Dディスプレイなどを参考展示。同製品はアクティブシャッターグラス方式を採用し、コントラスト比5000対1、輝度が450カンデラ。両脇には55インチと46インチモデルも一緒に展示されている。
また、同社の55インチ液晶テレビと、同サイズの競合メーカー製品との比較展示も実施。フルHD、コントラスト比5000対1、輝度450カンデラと同スペックながら、NTSC比が120%(競合モデルは90%)、競合モデルよりも狭ベゼルかつ薄型であることなどを紹介している。
そのほか、ブースでは22インチの透過型液晶テレビや、透過型ディスプレイをドアに採用した冷蔵庫なども展示。スピーカー内蔵型の10.1インチ液晶パネルなども参考展示している。
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